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色彩心理の活用

 
5. 認知症と色彩の関係:

   その1.色彩選択


認知症と色彩の関係について、いろいろなテストで、更に多くの事を知る事ができましたが、このページから、その結果を記載していきます。このテストでは、健常者である80歳以上の高齢者とアルツハイマー型認知症高齢者を対象としたものです。またここに記載する一部は、他の研究者の発表と比較し確認しました。しかし、絶対的なものではありません。あくまで一例に過ぎませんので、ご理解いただければ幸いです。

  1. 色彩ニァンスの選別能力について: 

    男性よりも、女性の方が、色と名前の認識が容易。
    これは日常生活で女性の方が、例えばカーテンやテーブルクロスの交換、縫い物など常に色に接する時間が多く、色の名前も常に利用していたことから、記憶として残っているによるものと思われます。

    80歳の高齢者とアルツハイマー型認知症とでは、色彩認識の差はほとんど認められませんでした。原色に近い、赤、青、緑、黄、白、黒色などの選別は無理なくできますが、識別困難な色は、オレンジと紫色、青緑色などです。

    若年認知症の色彩認識度も高いことから、介護とリハビリに大きく影響し、色彩の選別がとても重要な事もわかりました。

    また、色と照明の度合いのバランスの影響は強く、施設の環境造りに、色彩の選別と色のバランス及び照明について考慮する事が、とても重要である事が言えます。

     

  2. 色彩の認知度について

    アルツハイマー型認知障害の有無に関係なく、赤と黄色(暖色)は、青と緑色(寒色)よりも、識別しやすく、また照明の光度により、認識能力に大きく影響する事がわかりました。

    好きな色の調査では、最も美しいと感じられのは青、次に赤と緑色でした。

    好きな色の順序は、1.青、2.赤、3.緑、4.黄、5.紫、6.オレンジ、7.ブラウン(褐色)で、昔から好きな色は、高齢になっても変わらない事がわかりました。

  3. による記憶の効果について:

    形: 色に関係なく、形で認識する事は容易であること
    色: 原色に近い色ほど認識が容易であること
    形と色のコンビネーションについては、利用する場所によっては効果的であること、更に形に黒色でラインを描くと、認識しやすいこともわかりました。

    どちらが色の識別がしやすいかテストしてみてください。
      
       
       

    ( 2006年10月18日 再記載 )


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