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色彩心理の活用

  5. 認知症と色彩の関係:

その2.応用とその効果:

i認知症高齢者に対して、良い影響を与える刺激について、視覚(色彩)刺激と効果:

その2−1:色と照明の関係:

普通のアルツハイマー型痴呆高齢者には、原色に近い色彩や、赤色の使用は出来る限りしないことが望ましいです。緑色ですこしやわらかい色は、大いに利用して良いです。直接照明は出来る限り少なくし、壁などに取り付けたりして間接照明を利用することをお勧めいたします。
直接照明は壁の色が強く、光沢がある場合、反射するチラツキが直接目に入り、精神的に不安感を抱かせたり、落ち着きをなくす影響を与えることがあります。

しかし、すべての痴呆症の人に必ずしも当てはまるとは限りません。特に車椅子の利用者が居る場合は、天井の直接照明はさけるべきです。

照明による心理的影響効果は大きいものであり、例えば露出照明はさけるべきです。ライトが直接目にはいらないよう考慮することは必要です。

間接照明は、例えばいったん天井に向けて照明をなし、天井からの反射を利用して、廊下を明るくする方法などを、取り入れるようにしてください。

廊下などの壁の色は、手すりの位置より少し上の部分を境として、色の光度を変化させると良く、手すりより下の部分は、上の部分よりも濃い色か、または異なった色を使用すると良いです。
(右の写真参照)

その理由は、目からみるバランスの境を歩く人に指示する役割を持っているからです。歩く時に目の位置を定めやすい利点があります。

手すりを白色にしてある施設がありましたが、境目が判断しにくく、バランスをなくすことがあり危険ですから、使用は避けてください。


廊下の床材は、暗い色は使用しないようにしてください。
また、廊下にいろいろな色彩を混合して使用することは、避けてください。ある施設で柄模様のカーペットを張ったところ、痴呆症高齢者は、廊下を飛んだりはねたりするような格好をして歩いたことがありました。質問したところ、どこに足を置いてよいのか判らない、危なくて歩くことができないと答えました。黒い色は、あまり幅があると、一部の痴呆症高齢者の目には、穴に見えます。廊下などには黒色を使用しないでください。

暖かい、中間色は心の落ち着きを与え、光沢のある白色よりも、中間色の乳白色を使用すると落ち着きを与えます。特に天井には光による反射を少なくするために、半光沢のペイントを使用すると良いです。


( 2006年7月16日 記載 )


            
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