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高齢者福祉施設の種類 (2009)

 
スウェーデンの高齢者福祉に入居するには、基本的には地域のコミューンの福祉課が決定:

政府は「全ての高齢者は、本人が希望する高齢者施設において、希望する介護を得受けることができる権利を有する」と保障はしていますが、現実には全国の高齢者施設は不足しており、多くの要介護高齢者が自宅で、家族やホームヘルパーの援助を受けて生活しているのが実情です。

コミューンによって入居に関する事務手続きが異なることがありますが、基本的には全国統一されているといえます。また施設内での入居要綱なども、いずれの施設でも同様な規定があります。

まず、入居以前に福祉課の認定がなされますが、たとえば認知症高齢者の場合、家族または本人が在宅介護の援助を希望、または認知症高齢者施設の入居を気希望する場合について記載します。サービスハウスを廃止して経費節約の目的で設置されている、+65高齢者施設については、「ここを」をクリックしてください。

家族または本人の希望により申請を受けた福祉課は、医師の診断書で在宅介護補助、または施設の入居必要度について確認を取ります。その後家族、本人に面接して要望について話し合いを持ちます。そのコミューンの事情に合わせて在宅介護か、施設入居かを決定しますが、現実には施設に空きがないと入居はできず、その場合は順番待ちとなります。認知症高齢者が通所を希望する、ディケアーセンターについても同じ手続きとなります。健常者が通所するディセタンーは、自由に参加することができます。ショートステイの利用については、希望があった時に、毎回話し合いが行われ確定されます。

 

施設に入居する場合も、在宅介護の援助を受ける場合も、個人の要介護に適切な介護プランを計画することが重要です。これは、本人及び家族、そして施設の職員および看護婦と共に、時には専門医が参加して、より良い老後の生活ができるようにします。特に施設に新規に入居する場合は、施設の責任者、担当職員、看護士及び家族が一緒になって、入居者の介護プランについてや、個人情報(参考:これは、本人の過去の特別な出来事、子供の死亡とか、相方の死亡、重度の病気、結婚、子供の出産、職業歴など全ての事柄を意味します)などについてミーティングを持ちます。これは、家族と施設間の相互の理解を深めるために、とても重要なことです。
 

介護については、常に看護士または職員により、日常の出来事や投薬など全て記録され、問題発生時には早期解決に努力しなくてはなりません。

コンタクトマン:
 

在宅介護を受けている高齢者および施設の各入居者には、個人コンタクトマンが付き、基本的にコンタクトマンが、定期的にシャワーが本人の希望通りにされているのか、部屋の掃除が規定通りになされているのかなどを管理し、日常用品や衛生用品などの買い物も、コンタクトマンが行うことができます。これらは、全国どの施設でも、基本的には同じです。

 

施設によりますが認知症高齢者施設、グループホームでは、各ユニットには6−9名が入居し、各ユニットには、6−7名の職員が担当しています。これは、入居者が常に同じ職員の介護が受けられるようにと配慮しているものです。勤務は基本的には三交代制で、各ユニットごとに朝と日中には、常に2−3人の職員が勤務し、夕方は1−2人、そして夜間は1名の職員が1−2のユニットを受け持っています。介護は准看護士と介護職員によって実施されています。施設によっては、時間制で勤務している職員もいます。準看護士は担当医師により規定化された医薬品の投薬が出来ます。

 

職員の教育は、非常に重要なものと理解し、定期的に職員教育を実施しています。音楽、作業、リハビリ療法士達の活動は、必要に応じて対応しています。しかし経済不況などにより経費節減で、施設によっては廃止ているところもあります。

 

このほかにグッドマン・システムもありますが、基本的には高齢者の財産管理などと、日常生活の監督責任を持ち、銀行など金銭面の取り扱いなどをしています。コンタクトマンは誰でもなることができますが、グッドマンはコミューンの認可がされた人のみとなります。

 

アパートの部屋の中に施設側が設備するものは:(施設によって一部異なることがあります)


● ベッドと じゅうたん

● 部屋と風呂場に2個の天井ランプ

 物入れのボックス(小さな押入れと思ってください)

 キッチンには、冷蔵庫、電気コンロ、洗い場台、及び食器棚ボックス

 地下室など場所がある場合は、ある程度の荷物が保管できる倉庫
● 必要に応じてアラームシステム、基本的にはほとんどの施設が導入しています。

 

施設が提供する物:

 

● ゴミ袋、洗剤、

● トイレトペーパーとペーパータオル
    (スウェーデンでは、タオルの替わりにペーパーをよく使用しますが、これは衛生面を考慮したものです)

● 使い捨ての手袋と衛生洗剤

● 掃除用品とトイレおよび入り口のランプ

 

その他施設内の規定等:

 

● 入居者の洗濯物は、全て施設の洗濯場にて行う。
   絹の生地など、洗濯に注意を要するものは、家族が自宅に持ち帰り洗濯をすることが出来る。

 衣類には、他人の品物と間違わないために、名前を記載する。

 入居者への訪問、面会には特別指定時間はない。

 家族や友人が、一時入居者と同一部屋で宿泊したい時は、予備ベッドを用意できる。

 施設の玄関は、午後6時(施設により時間が異なる)に鍵がかかるが、入り口にはポーターテレホンがあり連絡をすれば出入りは可能。

 各ユニット(各階)の通路側のドアは、中からは施錠されているが、日中は外部から開くことができる。

 美容院の経費は個人負担

● 入居時に個人医、歯医者、めがね店、美容院、身体障害者用特別輸送契約などがある場合は、
  その旨入居時に届けなければならない。

● 入居者が死亡した場合、教会や葬儀会社への連絡は家族が行う。

● 家族が居ない者は、コミューンの担当者(コンタクトマンまたはグットマン)が教会や葬儀会社へ連絡を取る。

● 施設の介護職員が家族の希望により、死者の化粧や衣類を着せる事が出来る。

● 入居及び出所の時の掃除は、入居者または家族がしない。(病気の伝染などを考慮した衛生面)

 

施設がクォリティに関して保障する内容について:

 

● コミューンは入居者に対して健康、生活及び介護について、下記に記載するクオリティの保障をする。
   民営企業については、監督指導となります。
 

社会福祉課及び事業所は下記の項目について、積極的に実行しなくてはならない:

 

● 個人を尊重した応対

● より良い情報入手と提供等

● 安全保障

● 共同参加

● 全ての者に平等
 

高齢者施設に入居が必要と申請をした場合は:

 

● コミューンは、入居者に遅滞なく一ヶ月以内に結果報告をする。

 

高齢者施設に入居した場合、コミューンは下記の事項を保障する:

 

● 入居時に口頭と書類によって、施設と入居に関する情報を提供する

● 常に個人のコンタクトマンが存在する

● 施設に勤務する全ての職員は、親切で的確に個人を尊重して応対する

● 施設は入居者が希望する場合、ケアプランを家族またはコンタクマン等と共に計画をする

● 入居者が希望する介護と援助を受けられる

● 一日中、いつでも職員と連絡がとれるように職員がいる

● 入居者及び家族は、不満や苦情などがあった場合、口頭または書類でもって苦情を申し立て出きる

● 入居者の苦情申し立てが不可能な場合は、職員が口頭または書類作成の援助する



   ( 2009年6月7日 記載 )

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