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高齢者福祉施設の種類 (2009)

 
スウェーデンの福祉に関わる費用について:

 

高齢者福祉に関わる諸経費で、利用者がコミューンに支払う介護費用等の上限制度が、200271日から新規に改定されましたが、その後コミューンで独自に費用を決定 し金額も異なります。例えば、スンスバル・コューンは、2009年3月1日に改定し、ソルナ・コミューンは、2009年2月1日に改定するなど、コミューンによって異なっています。これは、利用者の経済的な援助をする一方、個人負担する経費も増加し、同時にコミューンの福祉関係経費の支出が増加する結果 も招いています。

2003年度には、ホームヘルパーなどの経費は、時間単位で計算され、費用の最高月額は1,544:-krとなっていました。現在2009年度には、本人の年金によりことなりますが、0kr から 1,712kr の範囲となっており、上限制度の金額は、最高月額Skr1,712:-です。

 

福祉に関する経費の支払いは、本人の年金などの収入によって異なります。基本的には、法律で規定する最低生活を保障する、定年者の等の金額は、コミューンが請求する前に、独身者では、4,832:-kr (2003年度 4,162:-kr)また夫婦者または同居人の一方の金額は、4,083:-kr (2003年度 3,487:-)となっています。この金額を年金等から差し引いた残額によって、諸経費の支払い金額が確定されることになります。しかし、統一価格ではなく、個人 の生活状況が検討されて確定されます。


どこのコミューンに住んでいるかによって、一部の人には経費が減額となり、一部の人には増額となっているために、ある意味ではとても不公平となっています。 つまりどこのコミューンに住んでいるのかにより、日常の生活費が異なります。

 

諸経費を確定する前に社会福祉課は、個人の状況に合わせて正確な経費を計算するために、住居費等の全ての経費がどれだけ必要となっているのか、全てのホームヘルプのサービスを要求した人に対して調査がなされて、その結果により金額が確定する ことになります。ここでいう諸経費とは、ホームヘルパーがする各種のサービスの料金を示します。

 

参考までに、ソルナ・コミューンの諸経費を記載します。(2009年2月1日より)
 

下記のサービスに対して毎回支配う金額 Skr
掃除 350:-
洗濯 225:-
買い物 100:-
薬局での薬の購入等、処方箋による購入も含む  75:-
家庭ゴミの処理  75:-
 
下記のサービスに対して、一時間当たりに支払う金額 Skr
散歩、どこかに出かける時に同行する場合 150:-
家族が在宅介護で休憩できるように、交代して滞在する場合  25:-
 
下記のサービスに対して、毎月支払う固定費
個人的な介護サービス 800:-
安心アラーム ( 部屋または腕に付けているアラームの機材等の費用 ) 150:-
宅配サービス 150:-

 

その他の諸経費は下記のとおりです。

ディケアーセンター、認知症高齢者、食費は別支払一日当たり 53:-
ショートスティ、一日当たり最高額 53:-
ショートステイの場合の食費、最高額 90:-

 

比較例として、スンスバル・コミューンの経費は:

宅配サービス、月額 250:-
安心アラーム、月額 200:-
ショートスティ、一日当たり  90:-
ディケアーセンター、認知症高齢者、食費、交通費込み一日当たり 120:-


上記のサービスのいずれかを受けている場合に、本人が支払う合計上限費用は全国統一で、Skr 1,712:-です。
この
金額を超える費用については、支払う必要はなくコミューンが負担します。
 

高齢者施設の住宅に住む入居者の福祉関係経費は、家賃、食事代、介護費および衛生製品等消耗品の4種類の諸経費となってい ます。


ソルナ・コミューンの場合、介護費用は一か月最高Skr 1,640:-で、本人の年金等により異なります。食費は一か月Skr 2,802:- です。これは朝食、昼食、夕食および午前と午後のコーヒタイムのコーヒとお菓子などを含みます。
 

スンスバル・コミューンの一ヶ月の経費は、一人当たり食事代は、2,700:-kr (2003年度 2,320:-kr) で、この食事代は施設に関係なく入居者全員同額です。家賃は、契約時にきめられた費用を支払う事になります。年金等の収入が少ない入居者には、住宅手当の申請をすることにより、住宅手当の補助を受けることができます 。

 

社会福祉課が規定した、金額について不服な者は、誰でも不服申告をすることができ、それを受けたコミューンは、書面でもって、どのように計算がなされたかを報告しなくてはならない義務があります。

 

施設より痴呆症専門の看護婦が勤務しています。痴呆症の家族からの相談や痴呆症についての説明、介護指導、相談等を担当してい ます。さらに職員の介護教育にも関わり、介護の仕事の内容について、職員からの悩みや相談にも応じています。もっとも、重要な役割は、痴呆症を抱える家族が介護に疲れて、介護者自信が疲れて倒れてしまったりすることのないように、事前に援助指導することにあ ります。

 

痴呆症高齢者は、近年増加し、特に80歳以上の高齢者に多く、全国で約16万人が痴呆症であり、2010年には、約20万人になると予測されています。
 

政府は「全ての高齢者は、本人が希望する高齢者施設において、希望する介護を得ける権利を有する」と保障はしていますが、現実には全国の高齢者施設は不足しており、多くの要介護高齢者が自宅で、家族やホームヘルパーの援助を受けて生活しているのが実情です。

   ( 2009年6月11日 記載 )

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