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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

7.「アルツハイマー型痴呆」

アルツハイマー型痴呆の病名は、1907年にドイツのアルイス、アルツハイマー医師によって名付けられました。以前は65才前に痴呆症になつた病気に対し「アルツハイマー病」と呼び、65才以上の痴呆症を「アルツハイマー型痴呆症」と呼んでいましたが、

1970年代に入ってから、この二つは同種の病気であることが判明し、現在では「アルツハイマー型痴呆症」と病名されるようになりました。この病気は直接的にも間接的にも、重度の身体障害と早期の死亡原因となっています。この10年の間に研究は非常によい効果を表わしており、一部では痴呆症の発生原因を突き止めることが、近い将来可能であるとさえ言われています。

痴呆は老人だけにみられるものではなく、40ー50代から高齢と共に痴呆症発生率が多くなり、65才以上で5ー10%を示し、その内の40−60%がアルツハイマー型痴呆です。

通常80歳位から痴呆症になる発生率が約20%と高くなり、危険な年齢といえます。痴呆症の発生率には男女差はありません。一部の書物には「男性より女性に多く発生する」と書いてありますが、その理由はおそらく、女性の方が男性よりも長寿であること、男性が痴呆症になった場合、その妻なり娘が、障害が相当ひどくなるまで、家庭で介護している事が多いですが、女性が痴呆症になった場合は、夫は日常の介護が長く続かないで、施設などに早く援助を求める事が原因と思われ、統計資料収集における問題ではないかと思われます。

現在では、どの様にアルツハイマー型痴呆になるのかは解明されており、原因についてもすでにある程度判明していますが、まだ研究の段階と言えます。

例えば、鉄鉱所などで長く働いた痴呆症男性の大脳動脈組織の中には、普通以上に多くのアルミニウムがみられます。その他にはタバコやアルコールの影響が顕著であることも判明しています。またビタミン不足、栄養不良、精神的肉体的病気などは、症状を悪化させることも知られています。

遺伝が原因することもあり、統計的には身内家族の家系に病人がいた場合は、約30%の発生率があるといわれております。痴呆症病人がいた家族では早期発見のために、初期状態の症状が疑われた時は、すぐに医師の正しい診断を受け、予防対策と適切な介護を実行することに心掛けていくべきでしょう。特に記憶障害と見当識障害は訓練により、ある程度の期間能力を伸ばすことができます。

(2002年4月24日 記載)



                        

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