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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

4.「早期発見と専門医による診断」

痴呆症老人の介護でまず一番大切なことは、痴呆の疑問が生じた時には、迷わず専門医の診断を受けることです。単にぼけ症状を示すからといって、「年のせいで、ぼけてきた」と笑って無視したりすることは、大変に危険な判断といえます。

少なくても3−4回は医師の診断を受けると同時に、心理学者による検査も受け、痴呆症の病種の正しい判定を受けることが大切です。痴呆は記憶障害、見当識障害、一般障害の低下、判断力の低下、計算力の低下などがあり、これらは神経細胞の減少の結果生じるもので、現在神経細胞を増加させる方法と医薬品がない以上、根本的に痴呆症病気の回復を望むことは困難です。

「痴呆症」の中にはアルツハイマー型痴呆の様に、現在の医療では今の所確実な治療方法がありませんが、アメリカ、フランスではタクリンという薬剤が使用され始めました。しかし根治的治療薬ではなく完全とはいいがたいものがあります。

またスウェーデンでは、フーディンゲ病院などが一部の痴呆症病人に対して、本人と身内家族の了解のもとにある薬品の人体実験をしており、数年後には治療結果が公表される予定で、各国関係者から期待されております。

その他、脳血管性痴呆のように治療やリハビリなどにより、回復したり進度を止めることもできる痴呆があり、また擬似痴呆症や躁鬱病なども含まれます。診断を受けることにより、入院が必要なのか、老人ホームなどの施設、あるいは家庭介護の可能性など、いろいろと介護方法も異ってきます。

専門医による診断は、他の病気と同じで早ければ早いほど、良い治療、適切なリハビリ、介護が受けられることになります。

    (2002年3月1日 記載)


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