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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

3.「痴呆とは」

スウェーデンでは、痴呆症のことを「Demens」そして、老人性痴呆を「Senildemens」とも呼びます。英語では「Dementia」と呼び、研究社の英語辞典では〔精神病〕痴呆、(後天性の回復不能な知的障害)、「Seniledementia」を老人性[早発性]痴呆症と訳してあります。ラテン語の「Demens」が語源で「発狂する、理性を奪う、思考力がない」などを意味します。

痴呆症は昔から知られており、コーラン「回教の経典」にも書かれています。痴呆症の病気については科学的に100年以上も研究されています。一部の病名は、その病気の研究者の名前が付けられています。特に知られているのは、最初に1906年にアルツハイマー型痴呆症について研究し叙述した、当時56歳だったドイツの神経学女医Alois Alzheimerアロイス、アルツハイマーがあります。

一般に「ぼけ」という表現で使われている痴呆症状を示す病気は、約70種類位の病気があります。痴呆の発生原因はいろいろありますが、「アルツハイマー型老年痴呆」と「脳血管性痴呆」の二つの疾患が約75−80%を占めています。

「アルツハイマー型老年痴呆」は現在のところ、発生原因は正確に究明されていませんが、脳の神経細胞の形が変化したり、小さくなったり、消失したり、大脳皮膚に「老人斑」という特別な斑点ができたりします。脳血管性痴呆は、脳出血(脳の血管が破れる)または、脳梗塞(脳の血管がつまって、それから割きの組織がだめになった状態)により、脳の組織が破壊され、その障害がある限度までになると発病するものです。

その中で主なものは、脳血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆で、ヨーロッパではアルツハイマー型痴呆が50−70%、脳血管性痴呆が20−40%を示していますが、日本でも高齢者の増加に伴い、アルツハイマー型痴呆が増加しています。

またその他の痴呆では10−20%は治療が可能であり、正しい医療治療、よりよい介護、リハビリなどにより痴呆の進行を阻止する可能性があり、中には痴呆の原因となっている病気を治療することで回復が可能なものもあります。ここでは脳血管性痴呆と、これから増加すると予想されるアルツハイマー型痴呆症について説明していきたいと思います


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