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痴呆の介護の仕方(2004年)

 
痴呆症介護ガイドブック」

29-2 「食事と栄養について」

2. 「食事は老人と介護者が一緒にするように」

老人の中には他人が食事をしているのを見て、ほんの少し前に食事をしたのにもかかわらず、満腹感がないために「私も食事をしたい」とか「どうして私に食事を与えてくれないのか」などと言うことがあります。

こうした問題をなくすには、介護者も常に老人と一緒に食事をすることです。食事の仕方を忘れた老人は、介護者の食べ方を見て真似ををすることにより、自分で食べることができます。また最初のうちは食べ方が分からなくても、介護者が老人の手を取って、口に運ぶ往復行動をすることにより、運動感覚がもどり、自分で食べられるようになることもあります。

介護者や他の老人達と共に食事をすることは、老人に皆と一緒だという仲間意識を与えることになります。注意をしなければならないことは、重度の老人と軽度の老人とが一緒に食事をすることは、あまり好ましいことではありません。軽度の老人が重度の老人の食事の仕方を見て、いつかは自分もそうなっていくのだという、気持ちを与えることになり、老人は精神的に落ち込み生きる気力をなくします。

重度の老人の食事は、個室でゆっくりと時間をかけて食べられる環境が必要です。もし軽度の老人が、重度の老人の面倒をみることを望む場合は、その老人の希望を取り入れる様にして下さい。他人の面倒をみることは、老人の心の中に、人のためにつくしている気持ちが、老人のやりがいと生きがいをあたえることにもなります。

痴呆症の老人には、多量のアルコール飲料は病気を悪化させるのみですが、少量のお酒やワインは血液の循環を促進し問題はありません。また老人によっては食欲を増進させることにもなり、食事をしたがらない老人には効果があります。

事情がゆるされるならば、夕食後の散歩は出来る限り実行するようにして下さい。軽い運動は気分転換をさせることにもなり、夜もよく寝ることから徘徊の問題解決にもなります。

   (2004年2月20日 記載)  
                     

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