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「痴呆症介護ガイドブック」
前回まで、『痴呆性老人との会話の仕方』をシリーズとして記載してきました。
ここからは、「会話のときに注意すべきことは」を連載していきます。
28. 「会話のときに注意すべきことは」
痴呆性老人と話すときに、普通の高齢者と会話をするのとは異なり、注意しなければならないことがいろいろとあります。
日常の介護でよくみられることですが、時間に制限され、他の老人達も介護しなければならないとき、つい病人と会話をしていることを忘れてしまうものです。ましてや家族では、痴呆性老人に24時間振り回されているのですから、分かっていても精神的な余裕がなくなり、威圧的な指示語や禁止語をを使用してしまいます。
しかし、痴呆性老人は、理解力や判断力は低下していきますが、大脳の精神機能で感情に関する部分は、痴呆障害の中でも比較的長く残り、感情は敏感で、相手をよく観察していることを忘れないでください。
そして介護者のささいな一言が、老人の気持ちを傷つけます。痴呆性老人は、相手の言葉から、意味を理解する能力は少なくなり、言葉そのままを受け取ります。
痴呆性老人と会話をする時に、してはいけないこと:
- 老人に人差し指などを前に出して、相手を威圧するようなことは絶対にしないこと。
- 老人がいらついて大きな声をだして話しても、さらに大きな声で話さないこと。
- 会話をしているときに、相手の目から自分の目をはなしたり、よそ見したりして、話さないこ と。
- 相手が自分の話しや注意をきかないからと、相手の身体をゆすったりしないこと。
- 会話をするときは、離れすぎたり、近すぎたりして話さないこと。
- 相手を無視した話し方をしないこと。
- 質問をする会話はしないこと。
- 子供扱いした話し方をしないこと。
上記の注意事項について、次のページから、各項目を説明します。
(2004年2月3日 記載)
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