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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

27-6 『痴呆性老人との会話の仕方』

12。『安心感を与え、愛情を示し、相手を認め、相手の行動や言葉を確認するように』

記憶障害がもとで、いま説明したのにもかかわらず、同じことを何回も聞いたりすることがありますが、そんな時にも「さっき説明したでしょう。なんか言ったらわかるの!」などと叱らないで下さい。

本人は先に聞いた記憶もなければ、説明の言葉も覚えてはいないのです。そのようなときは会話の内容を変えるなどして、本人の気持ちを他のことに向けさせるようにすれば、さっき自分がなにを質問したか忘れています。

質問にはやさしく答えて下さい。簡単な答えでも、本人は納得がいけば満足し安心します。痴呆で介護の苦労が多くても、やさしい行動と言葉には、老人は愛情を感じてくれます。

話しをするときには、相手の目をみて話して下さい。そしてときには相手が認識できるように、大きくうなずくようにして、たとえ会話の内容に疑問が感じられても、「そんなことがあったの、よかったね」などと相づちを打つことも必要です。

「そんなことはなかったよ、間違いですよ」などと否定しても、相手はなぜなのか理解できず、自分の話しを認めてくれないと解釈するのみです。

記憶障害と言語障害が平行して進むと、老人は自分がしている行動や会話に自信がなくなります。それは子供が、自分のした行為が正しいのかと自信がないときに、上目使いに母親を見上げることがありますが、同じように老人にもその傾向がみられます。

そんなときには、相手の目をみながら、「その通りですよ」とか、「ああ、そうなの」などと相手の言葉や行動に、確認の返事や態度を示して下さい。そうすることで老人は介護者が認めてくれていると安心し、信頼感を持ちます。

これらの日常生活の行動が、スムーズに実行され、老人に信頼と安心感を与えるために理想的なことは、同じ老人にはいつも同じ介護者が、担当することが一番望ましいことことです。

たとえば施設で一人一人の痴呆性老人のために、介護を担当する「介護グループ」を作り、同じ職員が交代で勤務していても、常にそのグループで老人を介護することです。

それは老人が担当者の顔や名前を覚えやすく、自分の事を、この担当者はよく知っていてくれると思い、信頼感もでき介護における老人の不安もすくなくなります。


「痴呆性老人との会話の仕方」12のアドバイスは、ここで終わりです。

次のページから、「会話のときに注意すべきことは何かを記載します。
続けて、ご覧ください。


(2004年2月1日 記載)
                          

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