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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

22. 「痴呆性老人の身体の動きは何を意味しているのか」

痴呆性老人とのコミュニーケーションで、注意しなければならないことに、老人の「動作と表情の意味を理解する」ことが大切です。

人は自分の考えや気持ちを表わそうとする時に、嬉しい時は笑顔を見せたり、手を上下したり、笑い声を出したり、身体をゆすったりします。

反対に悲しい時や苦しい時には、顔をしかめたり、泣いたり、身体をうつむきにして背中を丸めたり、両手を握り締めたりします。

怒りを感じた時は、叫び、身体を震わし、足で物を蹴ったり、手当たり次第に物を投げたりします。

痴呆性老人も、健康な老人と同様に自分の感情を表わしますが、そこには言葉による意思表示は少なく、時には言葉が見つからないために、いらついて激しい行動が先に立ち、周囲の人達には理解出来にくい表現が多くあります。

時には身体の動きはほとんどなく、手を小刻みに震わせたり、唇を固く結んだり、かんだりします。また、じっと上目使いで見つめたり、足元を見たママ周囲に対して一切興味を示さなかったり、座っている椅子を固く握ったりします。注意をしていないと見逃してしまうほど、表情が少ない時があります。介護者は老人の日常生活からそうした表情を熟知して、老人の気持ちを把握することが大切です。

同様に忘れてはいけないのは、痴呆性老人も介護者や周囲の人達の、言葉は理解できなくても、行動や動作を見て、何を意味するのかを知ることができることです。

ある調査によると、身体の動き、ものまね、しぐさや身振りなどから、痴呆性老人が理解できる割合は約75%と大きく、言葉による理解度は25%といわれています。


  (2004年1月20日 記載)
 
                          

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