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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

21. 「痴呆症は個人の性格にどのように影響するか」

痴呆症の病気は、いろいろな障害が発生することを説明しましたが、それらの障害がどのように個人の性格に影響するかは個人差があり、また症状が進むにしたがって、その性格も変ってきます。

そのために介護者は、常に老人の行動、言語などの記録を取っておく必要があります。

それらの行動や言語を観察しながら、「そのような行動や言葉は、なぜなのか、なにを本人は言いたいのか」などを考えながら介護しなければなりません。時にはその意味や説明を求めることは難しいことですが、老人の家族関係、過去の生活と職業、友人関係や病気など、本人の人生の歴史を知っていれば、それらを理解するできる可能性はあります。

痴呆性老人を介護することは、介護者達のすぐれた能力が求められますが、常に積極的に思いやりの心と機転を効かせながら、言動の意味や理由を考え、どのようにしたら老人のためには一番よいかを知ることにあります。

そのためには人そのものに興味を持ち、おとしよりが好きで、ファンタシーなアイデアが必要で、積極的な活動と、想像力豊かでありながら、最も要求されることは「忍耐」です。しかし気持ちだけでは、痴呆性老人の介護はできません。そこには「痴呆症と介護などに関連した教育」が必要で、教育や知識がない場合は、理解力不足から間違った介護をしたり、いろいろな不必要な問題が発生し、老人のためには害になり、介護そのものが続けられなくなります。この害は、老人の残されている能力を活用できないことから、症状を無用に進行させ、介護をさらに困難にするのみです。

私が介護実習で経験したことですが、中度以上に進んだ痴呆症老人が、日常生活と全く変わらない行動や会話をすることがありました。過去に社会的地位にあった老人は、相手に対してとても丁寧な応対をしたり、食事の時痴呆症の婦人が食堂に入って来ると、立ち上がり婦人に席をゆずるなどの行為があり、痴呆症とは思えない事もありました。

老人達の過去の生活もよく知っておくことも、日常介護の大切なポイントとなります


     (2004年1月19日 記載)

                          

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