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痴呆の介護の仕方(2007年)

  痴呆症介護ガイドブック」

タクティールセラピーの紹介
   

    
第2回

連載認知症高齢者との「タクティールマッサージとは」             認知症介護  Vol.7 No.2

タクティールセラピー   その1.3 背中 : マッサージの注意点と基本的な方法


  1.     

     両手を左右の肩の位置に置きます(指は揃えたままです)。まず,右手を右腕と肩関節から左肩まで,横に移動する形でマッサージをします。
     その時,左手は左肩の肩関節に止めたままにします。右手が左肩まで移動したら,そのままの位置で止めて,同じように左

    手を右肩まで横に移動する形でマッサージします。この時,左手が移動を始めたら右手を離します。

       図5  「波」の手の動き

     その後は,マッサージする位置を少しずつ下げながら,下方に向かって両手を交差させてマッサージを繰り返し,腰椎まで行います(図5)。一方の手を背中につけたまま,もう一方の手を反対の肩まで移動し,その後待っていた手も他方の肩に移動し,5〜 10秒くらい止めて休みます。マッサージをする時は手の移動が早くならないように,平均的な力とスピードでゆっくりと少しずつ下方へ移動していくことがポイントです。このマッサージは肩から腰まで1回のみ行います。
     

  2. 滝くだり
       

     まず,首筋(第3頸椎)の近くに両手を揃えて,指は閉じたまま両手を同時に,脊柱の上を撫でるよう下に向けて,ズボンのベルトの位置までゆっくりとマッサージします。その位置で両手を停止して,左手は残したまま右手を右の肩に移動します。次に左手を左肩に移動し,両手を同時に背中の脇に沿って下方に移動しながら,同じくズボンの位置までマッサージをします。

     そこから左右の手は,脊柱の中心に両手を集めるように腰の中心まで移動します(
    図6)。

     このマッサージを3〜5回繰り返した後,右手を右肩に,左手を左肩に順番に移動して停止し,5〜10秒ほど止めて休みます。

    図6 「滝くだり」の手の動き

     
    両手を下に移動する時に,指先または手のひらがマッサージを受ける人の身体からどうしても離れやすくなります。手のひらと指全体が常に身体にタッチしている状態で,平均的に力を加えて移動することがポイントです。そのためには,いすから離れて両腕の高さが常に同じになるように気をつけ,一定の体勢で身体にタッチできるように,腰を落としながらマッサージをするとよいでしょう。

     

  3. 夕日
       

     (1)のマッサージの仕方を繰り返し,両手をそれぞれの肩に止めて5〜 10秒休みます(図7)。マッサージを行う回数は1回のみです

     図7  「夕日」の手の動き  
ストックの一言:

 わずか15秒で良いです。立ち止まって高齢者の話を聞いてください。

    
一人でも多くの介護者が、手のマッサージや握り方の方法を学び、老人達のために活用される日が来る事を期待しております。

     (2007年1月16日 記載、日綜研のサイト)  
                     

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