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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

10. 「脳に与える刺激」

ここで大切なことは、一部の中枢が障害を受けても、関連している他の中枢が障害を受けているとはかぎりません。

つまり病人の状態をよく観察し、どの部分が健在で活動機能を残しているのかを知り、その部分の活動機能が低下しないように、積極的に活動援助をすることも、介護としての役割を持ちます。

また一見して、障害を受けて活動能力が失われたように見える場合でも、何かの刺激で活動が一時的に行われ、能力を発揮したりすることも忘れないで下さい。

痴呆症について理解のある医師の指導を受けて、その細胞の活動を援助する様に、リハビリと介護を計画的に行うことが、残された人生を少しでも有意義に過ごせることにつながります。

ある脳細胞が破壊され、失われつつある状態をそのまま放置すると、失われて行く進行度は早くなります。しかし細胞と細胞のコミュニケーションの役割を果たす、神経系との活動を活発にする様に、積極的にリハビリをする事は刺激を与えることにもなり、この進行を遅くしたり、残された細胞能力を活用できるようにすることも大切な介護の一つです。

反対に、痴呆症障害者に怒りの言葉で文句や意見を言ったりして、お尻を叩いたりすることは、ストレスを与えることになります。これは障害の進行を早める原因となり、逆効果となりますから、絶対にそうした言動はすべきではありません。


(2002年6月15日 記載)

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