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痴呆の介護の仕方

 
痴呆症介護ガイドブック」

1「はじめに」

痴呆性老人の介護でもっとも良い介護と、正しい適切な介護をするには、痴呆症とは何かを理解することが大切です。老人のためにも、社会的な面からも家庭における「在宅介護」が一番良いことは、すでにいろいろな調査でも知られ理想的でもあります。

痴呆性老人にとって生活環境が変わることなく、使いなれた家具、住みなれた部屋、知人が近くにいるなどの日常生活が、そのまま維持されることが一番効果のある、最適な場所といえます。しかしながら現状では、家族規模縮小の傾向にある中で、住宅問題と重なり、家族を中心とした介護が維持できなくなっています。

また一方では親が配偶者を除いて、子供達の家族と同居することを、必ずしも好まなくなりつつあるという意識の変化があります。さらに女性の就業率が向上している事により、「嫁」による介護が期待できないあきらめが多くなりました。そのため家族による介護もだんだんと厳しい状態になり、困難な状況となっています。

しかし福祉サービス、老人介護施設などが未だに十分でない現況では、在宅介護に頼らざるをえません。そのためには「社会サービス」、在宅介護への各種の支援が必要です。

たとえば、在宅介護支援センターからのホームヘルパーによる援助、指導、必要器具のリース、介護する家族が休養し引き続いて介護できる体力、精神面の援助など、いろいろな面での援助活動が十分になされることが必要条件となります。

職員の教育の有無が、老人の日常生活の向上をなすか、または病人としてひどくなっていくかが決まります。痴呆性老人を施設に委託するのは、痴呆症状が家族で介護できる限度を越えた時ですが、それでも在宅介護を受けることのできる老人は、老人として良い晩年を過ごしたと考えてもよいのではないでしょうか。施設の建設が十分に進んでいない現在、施設への入所を待つことは何等の解決にもなりません。

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