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いろいろな施設紹介

 
サービスハウスから、総合施設に改造:

ここに紹介する施設は、2007年から2008年の春までの約一年以上をかけて古くなったサービスハウス(1970年代に建設)から、従来のサービスハウスと認知症高齢者が入居するグループ
ホームを兼ねる総合施設に改造された施設です。

 

数年前から全国各地のコミューンでは、経費節約から24時間職員が勤務するサービスハウスを廃止しする傾向にあり、特に積極的に改革しているのはストックホルム・コミューンです。

おなじサービスハウスの建物を、新規に「+65 高齢者住宅」と改名し、24時間介護を必要としていた入居人は、そのまま入居を続けるシステムに改革しています。以前は24時間勤務する職員が施設内に居て、必要な時はいつでも介護を受けることができましたが、改革後は在宅介護方式となり、ホームヘルパーが一日に数回訪問するのみとなり ました。

専門家の間では、高齢者の社会的孤立化問題が議論されているのに、ストックホルム。コミューンは全く反対の方向に改革を進めています。
 

そんな時期にソルナ・コミューンは、サービスハウスと認知症高齢者を同一施設内にて介護することにより、ある程度認知症が進んでいる高齢者も、普通の高齢者でありながら何らかの障害があり、常に介護を必要とする人たちと生活を共にさせることにより、社会的孤立化を防ぎ、すこしでも人間的に有意義な日常生活を過ごせるようにと努力している施設があります。

 

この施設はA棟には5階建で、各階に12室の個室があり全部で60人が入居しています。一階には施設の受付があり、その奥には外来者も 入居者と一緒に食事のできるレストランと、ピアノのある催し物ができる広場があります。隣室には図書室もあります。さらに奥に進むと、運動療法リハビリをするトレーニング室があり、その反対側の部屋には、過去の生活体験ができるようにと、回想リハビリのできる部屋があります。また入居者用の美容室がありその隣には、足の治療専門の部屋もあります。

 

隣接するB棟も5階建で各階8室あり、40人が入居しています。その内の2-3階は、重度の認知症高齢者が入居しているグループホームとなっています。一階のレストランからいつでも庭に出られるようになっており、広い庭の周囲は網の塀にかこまれて います。外部から不審者が入る込むことを防ぐとともに、認知症高齢者の徘徊を防ぐようになっています。

さらにレストランから職員が、常に庭にいる高齢者の所在が確認できるよう、見通しができるように設計されています。その庭からは、メーラレンの川が広く眺められるように幅広く、さらに毎年年末に都市で催しされる花火も外出する必要はなく、この庭から眺めることもできます。

各室は平均26
uで、簡易キッチン、シャワーとトイレも部屋の中に設備されて、完全にプライベトが守られるようになっています。車椅子利用者でリフトを必要な人の部屋には、天井に備え付けられた移動リフトがあり、介護職員の介護を援助できるようになっています。また一時的に移動困難の高齢者用には、各階の廊下には移動用リフトがあり、いつでも、どこでも使用できるようになっています。

入居者への医療介護については、常時看護士が勤務し、さらに一週間に一回地域診療所から、医者が定期往診に来ます。ミッドナイトサマーの日、クリスマスなど行事のある時は、外部から演奏家などを迎えて、音楽を聴いたりダンスをしたりしています。

ちなみに、施設の毎月の使用料はSkr 7121:-で、この中には部屋の家賃がSkr 2500:-、食事代Skr 2802:-、介護費用Skr 1640:-などが含まれています。しかし、入居者が支払う利用料は、施設に直接支払うのではなく、コミューンに支払います。

間接照明を使い明るくなった廊下
各種のリハビリ器具がある
グループホームの一部屋
職員と入居者の雑談のひと時
足の治療室のドアーマーク
グループホームの入居者全員手にはアラーム
アラームは、職員がどこにいても確認できる

 

年金者が日常生活維持費として、最低保有できる金額は毎月Skr 2802:-と保障されています。

低年金者で施設への支払いができるだけの年金を受けていない者は、住宅手当や生活保護援助金などが支給されるので、実際に高齢者が支払う利用金額は一人一人異なります。

その最低年金金額とは、市民税引いた残りの金額現在Skr 9923:-です。
 

   ( 2008年11月20日 記載 )

 

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