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身体障害・知的障害者

 
難聴者に保護支給される補聴器は、かならずしもすぐ支給されるものではない


高福祉社会といわれている、スウェーデンでも、かならずしも全ての身体障害者が全て満足するべき保護を受けているとは限らない。

その一例をここに記載する。スウェーデンの場合、社会福祉法によって、身体障害者には、保護器具が必要とされる者には、確定審査後必要とされる器具の支給が16歳以下の子供には無料、それ以上の者には援助金が支給される補償制度が確立している。しかし、最近の社会経済不況ににより、かならずしも必要だからと、保護器具が全ての人に支給されるとはいえない。

全国で難聴者は、約80万人いるといわれているが、この人たちに補聴器必要性をコミューンは、経済を理由に提供拒否しているところもある。エムトランド(Jamtland)に住む、ウルリカ・ペルション(Ulrika Persson)は、生まれながらに難聴となり、現在28歳である。今使用している補聴器は古く、音が悪くてとても聞きづらく、新補聴器の価格は約1万クローネすることから、コミューンに保護申請をしているが、拒否されすでに新しい補聴器の交換を4年待っている。

新規補聴器の検査基本手数料として500:00クローネ自己負担となり、器具の価格が3500:00クローネ以上の場合(ほとんどの補聴器がこれ以上の価格である)その差額を自己負担となる。左右のみみに必要とする者には、普通価格は12,000.00クローネ程であり、負担が多くなる。

経費の自己負担を持つにもかかわらず、通常の待ち時間は、二年以上であり、身体者協会は政府に改善要求をしている。しかも、コミューンによっては、この検査費にも大きな差があり、一部のコミューンでは無料である。

スウェーデン国内の難聴者の内、約33%が補聴器の提供を受けている。ノールウェイとデンマークの場合、約60%のものが補聴器提供を受けている。スウェーデンはこれらの国に比べて、難聴者は十分な保護を受けているとは言えない。

40年代に出生したものが定年になり、高齢で難聴者が多くなると予想され、2012年には、約90万人の者が補聴器を必要と言われている。

(DN 参照 2002年6月21日 記載)

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