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福祉情報
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高齢者施設に入居している85歳の女性、介護職員に暴力を受ける:
今年(2003年)1月の初旬に、ベルグス・コミューン(Bergs
kommun)にある、高齢者施設に入居している、85歳の女性の顔に傷があり、顔の数箇所に青あざがあるのを職員がみつけた。調査の結果、介護職員の入居者に対する暴力と判明した。
担当責任者は、「あってはならないことだが、職員に質問したところ、女性が介護を要求したのに、すぐに職員が来なかったと文句を言い、暴力をふるってきたので、防御するために暴力を振るったと職員は説明しているが、傷や青あざの状態から、防御以上の暴力があったと判断、職員の勤務停止をした」と説明。
この介護職員は、同施設で長年勤務してきたベテランであり、過去にはなんらの問題も無く勤務、初めての事故であることから、詳しく実情調査をすることになった。
ベルグス・コミューンの高齢福祉課担当責任者も、職員と面会し事実を把握してから、職員の行政処分についての見当をすると言う。
民営化後高齢者施設では、経費節約から職員の員数が減り、一人当たりの担当する要介護の数が増加、疲労とストレスが続き、病気休暇をとる職員も増加、教育を受けた職員が退職することから、介護教育のない臨時職員の採用が多くなり、一概に職員のみに責任を問うことは出来ないと、施設責任者はシステムの改善を期待している。
参考:民営化後、職員と入居者に対する暴力事件等が、多く発生するようになってきた。関連記事を参考にされたい。
「高齢者福祉施設内の暴力事例・高齢福祉社会はどこへ」
(DN.BP 参照 2003年1月12日 記載)
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