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スウェーデンの高齢者福祉と介護 2014

 

ここに掲げる、「言わざる」「聞か ざる」「見ざる」のカットを象徴として、今まで日本国内であまり報道されなかったり、書物に書かれなかった、高福祉大国とまで言われた、スウェーデンの福祉の現状を、各種の資料を基に記載していきます。一時は理想郷とまで言われたスウェーデンの社会福祉は、今は昔話となっています。これからの高齢者の将来は、必ずしも政治家たちが言う通りではなく、すでに福祉の介護や質の低下は、大きな社会問題となっています。


緊急の時は、笛をふ吹いてと言われても・・???

ガンの病気で末期をナンシーホームに入居中の高齢者シィクステイン、ツーレソン氏、ベッドに備え付けのアラームボタンは故障中。その対策として職員が運動会などで使用する笛を用意して、何かあれば笛を鳴らすようにと職員から指示されましたが・・。
 


しかし、部屋を訪問した息子は、ナンシーホーム・リーレダールスヘム(Lilledalshemmet)は広く、たとえ父親が笛を鳴らしても、職員の部屋まで聞こえる保証はないと、苦情をグネスタ・コミューン(Gnesta Komm)の福祉課に届けたところ、明確な対策については返事を受けられなかったと言う。 この笛(ホイッスル)は当然家族負担、つまり入居費の中にアラーム使用料金が含まれているのにもかかわらず、笛の購入も個人負担です。

福祉課長は「笛を吹いて、呼ぶことも良いと思う」と回答をした。

社会省の高齢者福祉課の職員は、絶対にありえないこと、ただちにアラームを修理すべきと回答していますが、コミューンの福祉課は「いつ修理できるのかは保証できない、それまでは笛を使用することになる」と回答。しかし、アラームが故障したのはずいぶんと前の話であり、コミューンの経費節約が優先され修理されていなかったことが判明。

他の部屋に入居しているガン患者も、部屋の外でも聞こえるようにと、自費でアラームを取り付けたと言います。

ナンシーホームの施設長はテレビ記者の質問に、解答を拒否しましたが、コミューンの高齢者福祉に対する経費節約もここまで来ると、スウェーデンの高齢者福祉の質が低下したと、評価されているのは納得できます。もちろん、これは単なる一例と思う人もいると思いますが、各地でこうした問題発生が続くと、あらためてかっての高福祉は・・と思います。

ガン患者のツーケソン氏は、父親の安全を考えた息子の希望で、他の高齢者施設に移動しました。
 

ナンシーホーム・リーレダールスヘム(Lilledalshemmet)

 

 

 

     (2014年2月9日 記載 SN 資料参照)

 

 

 

  

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