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認知症の介護について(2008)

 
食物や錠剤が飲み込めないときは:

高齢になると、口の手入れもなかなか大変です。口の周囲の筋肉も弱まり、食物を噛み砕いたり、薬を飲み込むことも困難になってきます。唾液の分泌も 減少し、時には味覚も低下してきます。錠剤をうまく飲み込めない高齢者には、口の運動が効果的であることを、このほどスウェーデンのウプサラ大学に勤務する研究者が発表しました。

それによると、脳梗塞患者の3万人の内、一割に当たる約3千人の患者が錠剤を飲み込むことが困難であっため、一部の患者に対して口の運動を試みました。

もともと口の周囲には、およそ148種類の筋肉がありますが、脳神経からの信号によって、ある一定の速度で交互に活動をしています。

これらの筋肉が弱まると、食物や錠剤などを飲み込むことが困難になります。それを解決するためには、口唇と歯の間に運動器具を入れて、それをゴムで引っ張ったり緩めたりする運動 をくりかえすします。その運動により喉の奥の筋肉(口腔筋)を鍛え、飲み込みやすくなり、よだれも少なく なります。
当然顔の筋肉も鍛えられますから、表情も豊かになり精神面への効果もみられます。

:毎日食事前に、この口の筋肉運動を15−30分くらい実施したところ、脳梗塞の患者は以前と比較して、食物や錠剤を飲み込みやすくなったと報告しています。脳 神経細胞の活動で口の動きに関する部分は、とても大きな割合を示しています。そのため脳の活性化にも役立つと思われます。「介護の仕方、タクティール・ペンフィールドのマップ」を参考にお読みください。

 

高齢者を抱える家族で、食物や錠剤が飲み込めなくて困っていたら、この口の運動を試してみてはいかかですか。

左の写真は、口の運動に使用する 器具です。器具はステンレス製ですが、やわらかいプラスティクカバーがしてあります。


口唇と歯の間に器具を入れて口を閉じ、先端に付いている輪に、ゴムを通して前へ引きます。そして高齢者は、可能な限り 器具が口唇から外れないように力を入れて口を閉じます。繰り返しゴムを緩めたり、引っ張ったりしながら口腔筋を鍛えます。

下図を参考にして試してください。

カット:I.Ishida


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                   ( 2008年5月2日 記載 DrT. )

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