From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板


 


学校と教育 (2004年)

 
教員の失業率増加:

スウェーデン国内全国の失業率をみると、数年前の少子化が影響をしているものの、各コミューンでは、教員不足を叫んでいるにもかかわらず、現実には失業率は増加、例えば、2002年の4,552人に対して、2003年は4,749人と増加している。教員の失業率は増加をたどり、特に多いのはストックホルムである。

過去の失業率でトップだった時期は1997年で、毎月平均失業者数は10,669人だあったのに比較して幾分減少してはいるが、依然と高い失業率を示しており、教育大学への入学希望者の将来性が不安定な状況から、教員のなりてがすくなくると、教員組合は予測している。

更に出生率の増加から、AMS(職業安定所)の計算では、2015年には、現在よりも更に1万2千資格を有する教員が必要になるという。一番の原因は、コミューンの教育関係の予算が大幅に削られて、教員のリストラが進んでいる反面、例えばストックホルム・コミューンのある学校地域では、このまま経費節約が実施されていくと、基礎学校の教員不足は増加、2006年には教育そのものが十分に出来なくなる危険があると忠告している。その理由は、現在教員で1940年代出生者が定年になり退職することから、教員の絶対数が不足し、今から教員予備軍を教育しておかないと、授業そのものが出来なくなるという。

その反面、コミューンは新規教員の採用をしないところが多く、今年の教育学部卒業生が、教員として就職できる可能性は非常に少ない。

コミューンは、その矛盾をどのように解決しているかを調べると、資格を有する教員を採用するよりも、無資格で教育大学の卒業生でない、普通の失業者を職員として採用する方が、教育組合で規定する給料より低い給料で採用できることにある。コミューンが経営する学校では、1994年/1995年度の無資格教員が正式採用されている率は、1.7%であったが、1998年/1999年では、3.9%に増加、そして2002年/2003年度の結果をみると、実に8.2%と増加している。

フリースクール(コミューンの経営でない学校)では、この率は更に高く、20−30%といわれている。しかし、コミューンを含めて、無資格教員の実数は、さらに多いだろうと教員組合は報告している。

学校庁の発表では、生徒の成績率が毎年悪くなっていると報告してるが、正教員不足も影響しているのではないかという。
                      

    (LT 参照 2004年1月30日 記載)                    

        INDEXに戻る       前のページ     次のページ