From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板

 




学校と教育 (2012年)

 
100人にわずか3人の生徒が、大学進学課程で教育学部を希望:

 

スウェーデンの基礎教育卒業時の成績は、数年前に比較して低下が続き、学校教育大臣は、いろいろな対策を試みてはいますが、学校関係者からの反応はあまり良くありません。。

さらに大学進学を希望する生徒の中で、将来教員職を希望し教育学部に進学を予定してる者は、100人の生徒の内わずか3人にすぎません。毎年教育学部進学希望者は減る状況にあり、このままでは将来教員不足が確実になると、教職員組合は政府に、何らかの対策を講じるように要請しています。この報告は、大学に進学を予定し、今年高校を卒業する1000人の生徒を対象にした調査によるものです。

教職員組合によれば、教育学部生徒の減っていく理由として、先生の社会的地位が低下したこと、給与が他の職業に比較して低いこと、政府の教育方針が煩雑に変更され、授業の後に規定による報告書作成のために、多くの自由時間を取られてしまうこと、基礎教育の学校(1年生から9年生)生徒達の両親からの 、無理解な要望や苦情が多いこと、などがあると報告しています。

特に外国人移民者の家族の両親からの要望は、異常なまでに多く、その対応に神経を使うことが多く、しかも苦情を言えば自分の子供の成績に、影響を与えることができると誤解している両親からの苦情が、一番対応に難しいと教員たちに実施したアンケートに答えています。

ある教員の報告によれば、大学を卒業して期待していた教職に就き、小学校の上級生徒のクラスを2年間受け持ったが、あまりに無理解で細部に渡る両親からの苦情や希望が多く、生徒の 教育よりも、父兄の対応する時間が多く、授業計画も十分に立てられない。時にはクラスの部屋まだ来て、いろいろな注文を付ける両親もおり、精神的に疲れてしまい退職したと報告しています。

 

また他の問題点としては、例えばIT教育などに授業時間が分割されて、水泳指導や体育の時間が極端に少なくり、生徒たちの健康にも影響を与え、さらにイスラム教徒の両親の子供は、男女一度に水泳や体育 の授業を受けることを拒否する生徒も多いことなど、両親からの宗教的な影響も大きく、教育がとてもやりずらいと報告しています。

 

また、生徒の学業成績の結果をみると、両親が教育を受けている家庭の生徒と比較して、両親が教育を受けていない、または低い学歴の両親の生徒では、学校成績もとても低いことが教育庁の調査で判明しています。

 

下記の図は、ストックホルム・コミューーンの地域別両親の教育 、就職率、学業成績を比較したものです。

 図: 1                                           図: 2                                          図: 3

 記号説明:
  地域名:   A: Äppelviken   B: Mälarhöjden  C: Rinkeby  D: Rågsved
  図表説明:  1: 年齢対象 25-64歳    図: 2:年齢対象 20-64歳       図: 3: 中学校3年生の成績


     
( 2012年5月8日 記載 参考資料 Skolverket )


このページ及びストックホルムのホームページの無断転載を禁止します。ただし、タクティールマッサージは自由に利用してください。掲載希望の方は管理者(fukushi-sweden@hotmail.co.jp)に連絡してください。)  
   
                 

            INDEXに戻る      前のページ     次のページ