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学校と教育 (2009年)

 
スウェーデンの学校図書館は、すべての学校にはない:

カルチャー委員会の調査によると、スウェーデンの義務教育である小中学校及び高校の3校の内1校は、学校図書館が無いと報告しています。さらに14%の学校には、まとまった書物すら整えていなく、 全国の生徒数からみると、なんと25万人以上の生徒が通学する学校に、図書館が設置されていないことになります。
 
  全ての教育が無料であるスウェーデンの学校教育経営には当然のことながら、莫大な経費が税金から支払われているが、義務教育の民営化が実施されるようになってから、学校の諸経費節約がコミューンから強く要求され、図書館職員の配属を廃止し、その後図書館の利用効率が悪いことを理由に、図書館そのものを廃止した学校が多くなりました。


コミューンによっては、生徒に公立の図書館に行くことを推薦しています。しかし地域によっては、公立図書館は学校から遠くはなれており、生徒が求める書物が少ないことから、現実には生徒の公立図書館利用は、ほとんど無に等しい地域もあります。学校は経費節約から、図書館設置が優先されることは少なくなっています。

   公共図書館、児童コーナー    

参考書やその他の専門書を読む機会も少なく、さらに一般書物の読書時間は、学校のカリキューラムの中には全くありません。一般的に児童の図書館利用率は、地域にもよりますがとても少ないものです。さらに調査によると、フリースクール(民営化により学校の経営が、公立学校ではなく私立学校の意味)や生徒数の少ない学校では、ほとんど図書館を設置していないと報告しています。もちろん経費節約が原因です。特に私立学校は、生徒数が限られており、図書館の経費は大きな負担でもあります。

 

また教育省の指導でも、学校図書館設置を義務付てはいません。図書館室を持つ学校の内、四分の三の学校は、図書間に常駐する職員がいません。約35%の学校図書館はインターネットに接続されて利用されています。
 

図書館と同様に多くの小中学校には、体育館の設置がない学校も多いです。コミューンの学校ですら体育館がなく、ほとんどの私立学校には体育館がありません。日本で呼ばれている講堂という建物もない学校が多いです。

体育の時間は例えば、消防職員が体力保持と訓練のために所有している、消防署の体育館を利用しているとこも多いです。ある意味では、コミューンの経費の合理的な利用方法ともいえます。

 
    公共図書館内部

スウェーデンには、学校はどのくらいあるのかを調べてみました。全国では、義務教育と高校を含めて、6,078校あります。今回の調査に応じたのは、その内84%(5086校)の学校が調査に回答しました。学校内に所有する図書館を持っていると回答したのが67%(2723校)、全国の全ての学校では、約51%でした。

何らかの形で図書館を共有していると回答があったのが、4068校。学校に図書館を持ちながら、図書室には常時勤務職員がいないと回答した学校は1406校。図書の貸出をコンヒ「ユータを活用しているのが1367校。学校に図書館も書物を整えていないと回答したのが14%(252校)で、回答のなかった学校を含めると、図書館のない学校はさらに多いと予想されます。

 参考資料: 義務教育学校と高校数:

    義務教育学校 (小中学校)  高等学校  その他
   合 計      
 コミューン経営 4 906 4 240 511 155
 フリースクール 1 134 684 414 36
 県立学校 24 22 2
 国営 14 14
 合計 6 078 4 938 947 193


 教員と生徒数(2008年8月調査 6歳から 18歳までの生徒を対象)

 教 員 1 412 786
 生 徒 137 083


次のページに図書館に関する用語のスウェーデン語と英語を表記しました。参考にご覧ください。


     
( 2009年5月23日 記載 )


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