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ストックホルム県議会は、このほど2004−5年度に、約350ミリオン・クローネの医療経費節約を決議した。
ストックホルム県議会は、2003年11月25日の議会で、医療関係諸費用を2004−5年の2年間で、約350ミリオン・クローネの経費節約を決議した。2004年度に150ミリオン・クローネ、2005年度には200ミリオン・クローネの経費節約を計画。
しかし、単に経費節約のみでは、大赤字の県費のバランスを達成することは不可能とし、2004年1月1日より、現行の税金11.62%に、さらに0.65クローネの増税を議会で可決した。これは、100クローネに対して、県民は12.27クローネ県税を支払うことになる。
経費節約のために、議会は病院よりも家庭医に県民が診察を受けるように指導することになり、さらに家庭医が専門医の診察を受ける必要があるのかの査定をし、運動療法士への治療許可をも査定することとした。これは現在地域診療所の家庭医が、安易に専門医治療許可をしているとみなし、更に規定を厳しくすることにより、医療経費の節約ができると予測したものである。
しかし、家庭医の多くは、すでに社会省が推薦する患者の数以上に診断をしているのが実情であり、例えば、一人の家庭医が一年間に十分な診察をすることが出来る患者数は、1500人が限度と言われているが、実際にはストックホルム県の場合、家庭医一人あたり2200人もの患者を診察している。
家庭医の多くは、診察の待時間が現在よりも長くなり、医師のストレス増加は必然であり、安全で十分な診察と治療ができなくなる危険性が多くなり、患者に病気や投薬についての説明などする会話の時間がなくなると警告している。
家庭医は現在でも、すでに一日15−20名の患者を診察しており、一人当たりの診察時間は、平均5分である。さらに診察後の書類などの事務処理をしなくてはならず、これ以上診察時間を短縮することは出来ないとも言っている。私の家庭医は「県議会の政治家達は、いったいなにを考えているのだろうか」と嘆いている。
「県議会員は、医療診察に関して優先的に受けられる特典制度があり、さらに経済的に余裕があるため、個人医師に診察をうけることが出来、何らの不安を感じていないこともあって、県民の健康を無視ているものだ」と、憤慨している。
参考までに、ストックホルム県の2002年度の税金は、
| 道路交通関係 |
11% |
| 歯の治療関係 |
1% |
| 医療関係 |
83% |
| その他 |
5% |
(LT,DN,ST参照 2003年11月28日 記載)
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