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死亡したい人、お助けいたします??


高齢者でなくても、長い間医者からもう治ることはないと診断された、病人やその家族は、時には本人の苦しみを少なくするためにも、医者にお願いして生命を閉じて欲しいと願う者がいたとしても不思議ではない。

しかし現実には過酷にも、医療技術は発達し、数年前ならば当然死んだであろう重度の病人も、動物実験のように、医者、医療研究家、医療技術、薬品の実験台にされているかのように、本人の意思には無関係に長生きさせられているのは、果たして正当な医療行為であろうか。

ガンなどの病気により、生きる苦しみを毎日繰り返している重度の病人、本人の意思及び家族の願いを受け入れて生命を閉じられるものならば、どんなにか素晴らしいことかと願う病人や家族は多い。

最近マスコミでも時々この問題は取り上げられているが、今回は同じヨーロッパでも、よく知られているオランダについて記載したい。オランダは売春もヘロインなど麻薬も、公的に認められている数少ない国である。このオランダでは、法的にも病人の死亡希望を認めている唯一の国である。

2001年4月10日に、オランダ議会は、賛成46に対して反対28で、法的に死亡援助を認めることを承認した。オランダの病院では、以前から積極的な死亡援助を実行してきた数少ない国であるが、この承認により、死亡援助した医師は罰せられないことになったわけである。

しかし、本人や家族が希望するからといって、無差別に承認して志望援助をするものではない。当然厳しい条件が満たされることを前提している。
まず、積極的な死亡援助を受けるには、病人本人の切なる要求は当然ながら、現代医術をもってしても治療回復する望みがないと、認められなくてはならない。

オランダでは、承認前まで予想数として、毎年約5000人が、この積極的な死亡援助を受けていたと言われ、当局に報告されているのは、その半数以下であろうと予想されている。

政府としては、死亡援助の法的承認により、正確な数字の把握と実情をコントロールできる利点があると願っている。

死亡希望者自信が、どのように死亡したいか、例えば劇薬注射によるものか、錠剤によるものかなどの選択をすることが条件の中に含まれている。

しかし、反対者の中には、全世界から積極的な死亡援助を受けるため、「死亡援助希望ツーリスト」が、オランダの法律を利用する可能性危険があると忠告している。法律にはオランダ国籍を有する者のみとは記載されていない。

オランダは、この法律が制定される前に、すでに法的にみとめられている売春や麻薬患者の訪問者が多いが、この法律で死亡希望者の訪問も多くなってくると、マスコミは記載している。また、死亡希望者も増加するであろうと予想される。

さて、その条件は、まず死亡を希望する本人(病人)が十分に検討し、本人自身の自由意志であること。病人が定期的で、異常な激痛をともなっていること。本人は完全に回復治療を放棄していること。決定された内容については、実行前に本人に正確に伝達されていること。

実行医師は、他の医師から死亡援助する承認を得、さらにその医師も本人に必ず面会し、本人の意思を確認をすること。これらはすべての事項を書類報告をしなければならないこととなっている。

(De Volkskrant、EP 参照 2002年3月13日 記載)

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