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スウェーデンの夏は犯罪者天国??

スウェーデンの職場の夏休みは長い。勤務年数、年令及び職場により、夏休みの期間は異なるが、普通実働勤務日計算で、24日から34日くらいである。つまり土、日曜日及び祭日は、勤務日に加算されないから、一ヶ月近い夏休みとなる。一年の内に数回に分けて夏休みをとる者が多い。

当然スウェーデンの国民を保護してくれる、警察官にも夏休みがある。家族を持っている警察官は、当然一般国民と同様に、こどもが夏休みのある夏に休暇を取る。

夏休みのため、警察官職員不足となり、地方の警察署や交番は、警察官がいなくなり閉鎖される。ツーリストが多い観光地区では、大きな問題である。犯罪が多く発生するのも、当然この夏休みを利用して来る、観光地域である。

盗難から始まり、喧嘩、暴行、性犯罪、麻薬、時には殺人事件も発生する。しかし、観光地域や地方の人口の少ない地域には、警察官はいない。112番(日本の110番)に連絡しても、数キロメートル、時には50キロメートル以上も離れた他の地域から、警察官がサイレンを鳴らして飛んでくる。

その頃には犯罪者は遠くに逃げていなかったり、手当てが早く出来なくて死亡したりすることもある。スリやサマーハウスなどの盗難事件は、ほとんど犯人が捕まらないし、警察も盗難申請受付はしてくれるが、指紋検査や盗難品の調査などは、時間がないからと相手にもしてくれない。警察官の決まり文句は、「家屋保険にはいっていますか」と質問され、「盗難証明の書類は発行するから、それを保険会社に提出すること」と説明されて、犯罪現場検査すらしないことが多い。

旧共産国、南アメリカ、南ヨールッパ、アフリカなどの犯罪者は、この国の夏の状態をよく把握しており、出稼ぎが多い。夏に多いのは、ホテルなどのお客を相手にカバンや買ったばかのり土産品などを、失敬する物取りが多く、日本の観光者もこの被害にかかる者が多い。大抵の場合、グループ活動しているので、気がついた頃は、品物ははるか遠くにあり、まず手元に戻ることはない。

警察署が夏休みで閉鎖される数は、全国で49署である。閉鎖期間は地域によって異なる。経済不況で、警察費の国家予算も節約されるようになり、特に地方の警察署では、警察官の人員整理や交番所の廃止などが続いており、国民の不安はつのるばかりである。

また、新規採用の警察官で、地方の警察署に勤務を希望する者は、最近少なくなり、人員配置に幹部は頭を悩ましている。日本と違うのは、日本の場合、各都道府県単位で、警察官を採用するが、スウェーデンの警察官は採用されると、全国勤務となる。 

(2002年7月7日 記載 七夕祭りの日でした)      

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