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社会ニュース (2003年度記事)

  政府は、強制不妊手術の被害者に補償金額、279ミリオン・クローネを支払う:

スウェーデンの有力新聞に、1997−99年にかけて、強制不妊手術について報道され、国内の有識者達などによる新聞論争がされた時期があり、これについては日本の新聞にも報道された。

1935年から1975年の間に、強制不妊手術を受けた者は、約6万3千人と言われている。その半数は本人の意思によるものとされて、本人自身が不妊手術を希望していた言われている。

強制不妊手術について有力新聞で報道され、補償問題について、政府による調査委員会が、各党派から選出された17人の委員によって設置された。

調査委員会に補償要求した者は、2100人で(申請最終有効期日は、2001年6月)、その内、全体の約80の被害者が補償問題について認証され解決をなしている。

現在までに、1595人が一人当たり、17万5千クローネの保証金支払いを受けた。
この金額は、委員会が中間報告で政府に提案していた補償額に相当するものである。(Socialutskottets betänkande 2000/01:SoU14 参照)

補償金額は、合計279ミリオン・クローネ(現行為替で約41億円)であり、補償金受領者の4人の内3人が女性である。

この補償金は、年齢、性別に関係なく同一金額とし、さらに税金は控除され、またすでに受けている生活補助金や、住宅手当等の決定に対する受給者の収入計算には加算されない。

政府は、被害を受けた者に対してお金では代えられないものであるが、今回の補償金額は、シンボルとしての意味合いを含めたものであるとしている。

ちなみに、当時の社会大臣(Lars Engqvist)と副首相(Lena Hjelm-Wall'en)は、2000年4月28日付新聞に被害者に対して謝罪記事を掲載している。特に当時この被害者グループ6万3千人の多くを、国民は”Tattare”(ジプシーまたは浮浪者という意味)と呼び差別化していたことを非常に遺憾に思うと謝罪している。

   (DN.SVD SB 参照 2003年6月29日 記載)
                               
               

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