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社会ニュース (2003年度記事)

 
スウェーデンの経済不況は、単に失業者の増加のみではなく、経費節約で図書館の閉鎖もやむなし:

今年の経済不況は、大企業のみでなく小企業および自営業までその影響があり、人員整理に伴う失業者は増加するのみ。国内の失業者は昨年の10月に比較すると、今年2003年10月には、3.8%から5.0%の増加を示し、ストックホルム県を見た場合、2.4%から3.1%の増加。ここ一年で人員整理の対象となった、その内の三分の二は男性である。

失業者は自己対策として、特に若者達は専門学校や大学、成人学校などに通学して教育を受けたり、他の仕事のある地域に移動したりしているが、その反面教育を受けるほど、普通の単調な仕事には興味をなくし、道路掃除とか、会社などの掃除の仕事、レストランなどのサービス業、高齢者福祉施設内の介護(資格は必要ない)などは、ほとんど外国移民者で占めている。

県の失業対策はあまり効果なく、さらに経済不況で今後の税金収入も減少が予想され、来年の予算計画は厳しい状況を向かえている。各コミューンは、それぞれの対策をし、あるコミューンでは学校の一部を閉鎖して他の学校と合併することにより、家賃の節約をはかろうと努力している。

しかし、例えばソルナ・コミューンの場合、それだけではあまり節約が期待されず、コミューンの一地域ヒューブスタ地区の図書館を閉鎖することにした。理由は、カルチャーと児童自由時間対策経費の節約をしなくてはならないと議会は説明しているが、住民の不満な声は高まっている。

閉鎖されるヒューブスタの図書館は、1930年代からの歴史ある図書館であるが、11月末日を持って完全に閉鎖された。地域の子供達のみでなく、住民、特に高齢者たちの利用率は多く、この人たちは、遠く離れた他地域の図書館まで出かけていかなくてはならない。これは同時に高齢者の日常活動の楽しみを奪うものであると憤慨している。近くの二つの学校の子供達も、遠く離れた他の図書館に行かなくてはならず、授業計画にも影響すると先生達は言う。

ソルナ・コミューン議会は、来年度はカルチャー及び児童自由時間対策費で、3百万クローネ(日本円にして約4千5百万円)の節約をしなくてはならず、図書館閉鎖で年間61万クローネ(日本円約920万円)の節約になると説明している。
  

   (LT、Solna IT 参照 2003年12月7日 記載)              

  
               

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