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社会ニュース 2014

 

ここに掲げる、「言わざる」「聞か ざる」「見ざる」のカットを象徴として、今まで日本国内であまり報道されなかったり、書物に書かれなかった、高福祉大国とまで言われた、スウェーデンの福祉の現状を、各種の資料を基に記載していきます。一時は理想郷とまで言われたスウェーデンの社会福祉は、今は昔話となっています。これからの高齢者の将来は、必ずしも政治家たちが言う通りではなく、すでに福祉の介護や質の低下は、大きな社会問題となっています。

 

記録的な出産率:

 

日本は毎年少子化で深刻な問題を抱えています。その解決策として政府がしていることは、現実をよく理解していない部分か多くあると思います。妊婦に対する福祉対策は非常に侘しく、さらに出産時の経済的に家族負担があまりにも大きく、病院によってその出産費用も大きく差があります。少なくとも病院の出産費用は無料にすべきではないかと思います。

 

スウェーデンは経済不況から政治家たちは、病院に節約を厳しく要求しており、看護師の低給与と勤務時間の延長により、それを嫌い若い看護師たちは退職して、給与や勤務条件の良いノールウェイの病院に転勤する者が増加しています。一部の病院では産婦人科の看護師と医者不足から、妊婦の受け入れができず、他県の病院に妊婦を送るという対策をしています。ストックホルム県内では、昨年のみで新記録の約 29,300人の新生児が誕生していますが、すべての妊婦の受け入れができず、ストックホルム県のみで、昨年94人が他県の病院で出産しています。これらの出産費用は、すべて妊婦が居住する県が負担することになっています。
 

スウェーデン北部では、最も近い病院でも 100km以上も離れている地域もあり、妊婦の不安解消として、出産予定の数日前から、病院近くのホテルに宿泊するケースもあります。しかし、それは妊婦の経済的負担が大きく、それを解消するために、病院敷地内、または近くのホテルと提供して妊婦用の「患者ホテル」宿泊制度を設置しています。妊婦は一泊患者費用として80 クローネです。夫が一緒に宿泊する場合は、夫は普通のホテルの宿泊費よりも格安な宿泊費(一泊 200 - 300クローネ)が利用でき、食事は自己負担となります。

 

ちなみにストックホルムの北部にある、ダンドリード病院の敷地内にある「患者ホテル」には73部屋があり、その内12 部屋が身体障害者用、3 部屋がアレルギー患者用となっています。専属看護師が常駐しており、必要に応じて何時でも来られる体制になっています。

 

出産費などすべて無料であり、出産後帰宅する時には、おむつ会社が提供する一週間分のおむつや、その他の玩具、衣料品、衛生用品など、新生児に必要な品ものを会社がサンプルとして提供してくれます。産後の妊婦の健康状態により、帰宅のためにタクシーを利用することもできその費用は無料です。産後の定期検査費用などもすべて無料です。

 

つまりシングルマザーや、若い夫婦でも、経済的負担がなく出産できるシステムがあり、長期の産後休暇(480日、約16ヶ月)などもありますから、出産率の増加は当然のことかと思います。

 

    ( 2015年3月23日 記載 )

 

 

  

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