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社会ニュース(2013年度)

 

高福祉社会のの裏側と真実:

 

今年9月に女王を迎えて開設された、高齢者施設があるかと思うと、その反対に高齢者施設を経費節約で廃止していく現代の政治家たちの決断と、日本で 報道されている高福祉社会とは別な社会、そこには日本ではあまり報道されてない大きな問題と裏側があります。

スウェーデンは1992年に実施されたエーデル改革後、民営化が推薦され、各地のコミューンでも公共高齢者施設が民営企業による経営と変わっていきました。 最初の数年は国の規定と以前の施設保持に努めた民間企業も、政治家たちの期待とは裏腹に、利益追求優先のあまり、各種の介護問題が全国でマスコに暴露され、強く批判された企業は社名変更して、イメージ回復を図る企業まで現れるわれるようになりました。

 

しかし、それでも介護問題は後を絶たず、高齢者施設に入居希望の高齢者が、コミューン( Stenungsunds kommun ) の担当者から否定されて生きる希望を無くし、自殺した事例もあります。

 

過去2年間に渡り高齢で肉体的、精神的に自分のアパート生活が出来ないと、高齢者施設への入居を申請していた84歳になる女性が、コミューンの福祉課に申請していたにもかかわらず拒否されていました。

 

しかし今年9月12日、その地区の2人のコミューーンの担当者が高齢者のアパートを訪問し、入居に関して対談中に将来の希望は無いと判断したのか、その女性は職員の目の前で、バルコニーから飛び降り自殺をして死亡しました。

Kämpade för att få vård - hoppade från balkongen

Barnbarnen berättarHon kämpade för att få komma till ett äldreboende tillsammans med sin man. Under ett möte med kommunen hoppade hon från balkongen och avled.

Publicerad 26 september 2013 - 12:27–Uppdaterad 26 september 2013 - 14:28

: 報道された記事と写真


コミューンの福祉課責任者は、「福祉課職員は、対談で入居が困難だと否定的な話をしていなかった」とマスコミに答えましたが、その高齢者の娘は、長年施設への入居を希望して いた母親に対して、もしも職員が入居可能性のある話を進めていたら、絶対に自殺するわけはないと発言、福祉課の責任者は嘘を言っていると厳しく批判しています。

 

コミューンは Lex Maria の届け出を社会庁にするとせつめいしていますが、自殺した女性は生き返りません。福祉担当者からの、家族に対しての謝罪はありません。母親は「高齢になればなるほど、コミューンナの援助は受けられなくなる」と常日頃娘に話していたと言います。それは現在のスウェーデンは、珍しい言葉ではありません。

それが現在のスウェーデンの真実の姿であり、政治家たちが公約している高福祉とは全く異なる現実でもあり福祉政策でもあります。 公約が重要ではなく、経費節約が優先されています。

 

ちなみに、スウェーデンは税金対策の一部として、過去数年にわたり高齢者福祉施設の廃止と縮小化を推進し、約25,000件のベッドを廃止しています。これは約20%の減少を意味しています。 施設を追われた高齢者たちは、アパートや、普通の職員不在の高齢者住宅に、住まざるを得なくなりました。つまり日本で報道されているような、高福祉国家でもなければ、 どこに住みたいか選択の自由があり、安心して住める高齢者の福祉とは大きくかけ離れたものであり、高福祉社会の理想郷でもありません。

 

高齢者の自殺は増加しており、話し相手も無い、寂しく孤立した生活の老後に、希望を無くす老人たちが多いのも隠れた事実です。

 

これが高福祉社会と言われている、スウェーデ福祉の裏側であり真実でもあります。

 


   ( 2013年10月2日 記載  SVT参照 )

 

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