From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行

ミニ情報 リンク集 掲示板



社会ニュース(2012年度)

 

 

スウェーデンの歯科医療費は:

 

日本では一般に、スウエーデンの医療費は無料と理解されていますが、現実は無料ではありません。さらに歯科関係治療費 の保険の対象額は小額であり、国民の多くは多額な歯科治療費に悩み、年金の少ない高齢者たちは経済的余裕がなく、治療費節約で歯が相当に悪くなっても、歯医者の初期診察すら受けない人が多くいます。

 

一般に病院や地域診療所を訪問すると、初診料が支払わなければなりません。これらの諸費用に付いては、他の項目で紹介いたします。

 

この項目では、歯の治療に関する諸経費と、保険について記載します。

スウェーデンでは、歯の治療費は歯医者が自由に価格設定をすることが認められています。それ故に歯の治療を受ける前に、歯医者またはインターネットによって価格の確認をすることが賢明です。残念ながら歯科治療費自由化により、歯医者によって大きく価格が異なるので注意が必要です。診察を受ける前に、患者が価格表の請求をした場合、かならず提示しなければならないことになって います。さらに治療を開始する前にも、治療費の予想価格を説明しなくてはならないことになっていますが、現実にはすべての歯医者が実施しているとは限りません。その為に治療費についてのトラブルも時々発生しています。
  • 児童と若者の歯科治療費は無料:

    3歳から19歳までの児童と若者の歯科治療費が無料です。
    歯科治療について、住居地の県の歯科中央センターから毎年年末の12月に、それぞれの対象家庭に通知が届きます。基本的には、県経営の公共歯科医訪問となりますが、個人または 民間会社営業の歯科医にて治療を受けることもできます。

    民間歯科医で診察、治療をした場合は、その歯科医は県の歯科中央センターに報告義務があります。

    県外からの児童たちについては、新住所地に移籍した後、半年以内に通知が届きます。

    0歳から2歳までの幼児については、基本的には公共歯科医にて診察を受けることになりますが、地域の事情によっては、民営の歯科医が診察することもあります。 県の歯科中央センターに事前に届けが必要です。

    移民家庭の児童の場合は、EU加盟国からの移民者の児童に限り、18歳まで無料で治療を受けられる権利があります。移民児童は18歳から成人とみなされて、普通の大人料金の対象となり無料ではありません。
    ちなみに、スウェーデンは18歳で成人となります。
     
  • 児童と若者の定期的検査について:

    3歳から19歳までの児童と若者は、定期的に歯の検査を受けなければならない。その年齢は奇数年数となり、3,5,7,9,11,13,15,19歳です。定期検査を受けた者は、次回の定期検査迄緊急を除いて歯の検査を受けることはできません。

    不定期検査は偶数年齢となり、4,6,8,10,12,14,16,18歳となります。
     
  • 成人のすべの歯科治療費が保証されるものではありません。
     
  • 公共歯科治療費保険について:

    成人の歯科治療費保険は、毎年7月1日から2年間ごとに有効となります。
     
  • 保険対象となる年齢について:

    20歳から29歳までと、75歳以上の成人については、年間300クローネ。
    30歳から74歳までの成人については、年間150クローネ。

    例題
    たとえばKが受けた歯の治療費が、合計で20 000:-とします。
    最初の 3 000:- は、規定により全額支払いとなり、               3 000:-
    次の金額は3 000:-から15 000:-内の規定により50%支払いとなり、    6 000:-
    残りの金額は15 000:-以上は15%支払いの規定により、             750:-
    つまり、患者Kが歯医者に支払う金額は、合計で                       9 750:-
    となります。

    20歳から29歳までの成人が歯医者を訪問した場合、一年おきに治療を受ける場合は、600クローネの保険が支払われます。つまり2年間まとめて保険の請求ができるということです。
     
  • 歯科治療費に対して保険が支払われる上限額規定について:

    最初の治療費が3000クローネを超えたときから、保険受給資格のある期間中において、保険の対象となります。

    治療費3000クローネまでは、個人全額負担。
    3001クローネから、15000クローネまでの治療費に対しては、50%の保険が支給、
    15001クローネ以上の治療費に対しては、85%の保険が支給されます。

    例題:治療費が3001クローネから15000クローネの場合は、個人負担として50%支払う。
        15000クローネ以上の治療費は、個人負担として15%支払う。
     
  • 治療費の金額については、歯医者が自由に設定できるために、治療前に歯医者に治療費の予想額の確認を確実に受けることが大切です。歯医者によっては、多額の経費節約ができるからです。
    予想治療費の金額は、書面で受け取ることを推薦します。

    例題として、ストックホルム県の公共歯科センターの推薦価格表を、「ここに」に添付いたします。
     
  • 保険有効期間について:

    同一治療を受けた最初の日から、12ヶ月以内です。同一治療で、個人または歯医者の都合等で12か月を超えた場合は、それ以後の治療費には保険の対象となりません。

    各種の治療が必要で、治療費が高額になると予測される場合は、一旦その治療を終わり、その後改めて他の必要な治療を開始して受ける場合は、新規に12か月の保険有効期間として受けられます。

    例題:数個の虫歯を治療した後、新規に歯のブリッジ治療を受けるなど。
    ブリッジ治療とは、ブリッジとは、欠損歯の代わりとなる人工の歯(ダミー、またはポンティックという)を、 両隣の歯にかぶせる冠と一体でつくったものです
     
  • 全ての歯科治療に保険が有効ではありませんから、事前に歯医者に確認することが必要となります。


   ( 2012年6月3日 記載  FK 資料参照 )
 

このページ及びストックホルムのホームページの無断転載を禁止します。ただし、タクティールマッサージは自由に利用してください。掲載希望の方は管理者(fukushi-sweden@hotmail.co.jp)に連絡してください。)


               NEWS INDEXに戻る      前のページ   次のページ

無料カウンター