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社会ニュース(2011年度)

 

 

スウェーデンの年金シリーズ:

 

その5 :  外国に居住する年金者たちの年金は??

 

北欧の夏はとても素晴らしい、首都ストックホルムの町の中でグリーンに囲まれた丘と公園があり、王宮のあるオールドタウンのある島の周囲は豊富な水に恵まれ、ヨットやボートがゆったりと波間に浮かびね岸壁では釣り人が糸を垂れているのどかな風景が眺められる自然に恵まれた都市です。

 

しかし、時にはマイナス15度を超える寒い冬、今年のように寒波に襲われ大雪となる厳しい長い冬があります。そんな雪国から逃避して、暖かいスペインや南フランスで住む、スウェーデン人の年金者も多くいます。高所得の年金者がほとんどですが、中には病気を理由に早期定年者となっている人もいます。その年金者の中には、実はまだまだ働くことができるにも拘わらず、偽りの病気申請をして早期年金を受けながら、サイドビジネスをして収入を得ている人もいます。

国民保健局の資料によると、外国に居住している病気による早期年金者は約
16 000人いて、その内スペインに約630人、フランスに70人居住しています。国民保健局は、この年金者に対して特別に興味を持っています。その理由は早期年金者たちの多くは、病気でありながら働いて何らかの収入を得ているという匿名情報を得ているからです。

その対策として国民保健局は早期年金者に対して、健康状態と仕事ができる可能性があるのかなど質問表を送付し、病気である医師の診断書の提出を求めることになりました。現在までに約600人が回答し、調査の結果早期年金者のなかには、病気として早期年金の受領権がないと思われる人が多くいることが判明、正式に書類手続きをすることになっています。問題は外国居住のために、国内の保健局職員が実情観察ができないことです。

 

国民保健局は、例えばスペインに4-6ヶ月の仮事務所を設置して調査するかを検討しています。ノールウェイでは、年金不正受領の問題を深刻にとらえ、すでにスペインのアリカンテに2名が勤務する事務所を設置しており、さらに名追加することになっています。スペインに事務所を設置する費用は、年間150万クールウェイ・クローネですが、すでに事務所を設置したことにより、事務所経費の4倍の年金節約となる成果を上げています。この方式をスウェーデンも導入するかを検討しています。

 

外国に居住する年金者は、毎年スウェーデンの年金協会が指定する生存証明書に、大使館または地元の警察や官庁の生存実在証明を受けて、年金協会に提出しなくてはなりません。毎年2月末日までに提出されない場合は、死亡または年金受領の意思がないと判断されて年金の支払いは停止されます。

 

現在国民保健局は、毎月127ヶ国に在住するスウェーデン人に年金または長期病気手当を送金しています。


   ( 2011年2月9日 記載  FK 資料参照 )
 

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