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社会ニュース( 2008年度 )

 

 

 どこも医者不足?

 

 日本国内でも、医師不足と看護師不足が深刻な社会問題となっていますが、スウェーデンでもその例外ではありません。医療界に限らず、技術部門の職員不足も深刻です。またUSAの銀行問題を受けて、将来に不安を持つ自動車業界では、今年半年の業績報告では売り上げ増を示し、新規職員の採用を報告したばかりのVOLVO社でも、急遽10月には国内のみで約1000人の社員を整理すると発表しました。

 

それとは反対に職員不足の業界もあります。現在、スウェーデンでも早急に解決しなければならない問題の1つに、国内の病院や診療所の医師不足があります。ところが、医学部(大学)の席数を政府が経費節約で縮小したために、国内では入学することができず、自費でポーランドの大学に入学した生徒もいるのです。その数は、今年だけで20人近くとなっています。毎年増加の傾向にあります。

スウェーデンの学生が外国の医学大学で勉強しているにもかかわらず、あるコミューンでは医者不足の解決策として、スウェーデンで勤務を希望するポーランドの現役医師に対して、スウェーデン語の教育を開始しました。

 

昨年には、40名が教育を受け、現在、スウェーデンの医療分野で勤務しています。医師になるための一人当たりの教育費は、約Skr30万クローネ(約450万円)と高額ですが、それでもそのコミューンは国内での教育を終了した学生を待つよりも、経済的であると判断しており、国内の他のコミューンに対して、ポーランド医師の派遣業務も行っています。

ポーランドでの病院勤務医は、一週間に50-70時間の勤務は普通のことです。給与もスウェーデンに比べずっと低いものです。そのため、ポーランドに比較してスウェーデンの勤務時間は短く労働基準法に基づく勤務時間で、彼らにとって夢であるばかりでなく、住宅設備や給与の面からも、スウェーデンの医療機関で勤務したい希望者は後を絶ちません。ここ数年で110人の医師をポーランドから受け入れる計画になっています。
 

その反面ポーランドでは、外国に移住する医師増加で、国内の医師不足が問題化しており、ポーランドの医師会は、スウェーデンのシステムに対して、モラルに反しているとあまり好意的ではありません。
 

ちなみに、スウェーデンでは外国の医学部を卒業した医師は、全体の63%を示しており、医師の26.2%が外国人です。また、国内の医学部生徒の85%の生徒が、卒業後外国での勤務を計画しているとアンケートに回答しています。

                                                                             

(2008年10月1日 記載  DN.STV.)
 

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