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社会情報 (2005年)

                    
外国移民者なくして、スウェーデンは人口増加はなし・・

スウェーデン総人口が900万人を超えたのは、昨年の8月でした。土地は日本国土より広いですが、人口は東京より少ない、自然と資源に恵まれた美しい国です。空から見ますと緑に覆われた見渡す限り森の国、首都ストックホルムの周囲には2万を超える大小さまざまな島があります。

しかし、それは空から眺めた景色で、土地に足をつけて周囲を見渡すと、市内は外国人が多くなり、地下鉄中央駅の前の広場セーゲルストルグは、麻薬の販売が増加し、身元不明な男女が日中からたむろしています。この広場で闇に流れた無登録拳銃を購入することもできます。

夜の街は犯罪が増加し、若い女性は一人で歩くのは危険な都心です。若い女性が強盗や強姦の被害に合うのは珍しくはありません。時には散歩中の若い女性が理由もなく殺害されています。バルト海やもと東欧から国民が労働で稼ぐのみではなく、麻薬やタバコの密輸入、売春、アパートやサマーハウス専門の泥棒など、特にEUに加盟してからは、加盟諸国の外国人は通関手続きもなく、簡単に入国できるようになり、この国は10年前のスウェーデンの姿はなく、大きく変わりました。

外国人集中地域による、若者達の暴力集団も多く、国籍と宗教がからむ学校における生徒同士のいじめは、日常茶飯事、教師に対する暴力も増加し学校もお手上げの状態です。
(サイト
「学校と教育」を参考にしてください)

それに引き換え社会経済は不況が続いており、一部の会社ではある程度景気を取り戻しましたが、職員採用には税金、社会保険保障や組合との雇用契約などの制限が多いなどがから、会社は新規採用を見送り状態です。

施設にて介護を必要とする高齢者は増加しているにも関わらず、政治家達は経費節約で高齢者施設(サービスハウス等)の廃止を続けています。経費節約で一番大きく影響を受けているのは、高齢者および身体障害者福祉と学校教育関係です。

税金節約を公言しながら、一方では政治家達は大きなドームの横に、更に新しいスポーツドームの建設を計画しています。また、コミューンに勤務する3名の幹部に、普通職員の約一か月分に当たる金額の昇給を、社会党グループの政治家達は承認しました。その後反社会党政治家やマスコおよび市民の抗議が強くなり、ようやく昇給を一時取りやめたのは今年1月初めでした。

スウェーデンの高齢者は増加し、更に1960年代に、出稼ぎ労働者として外国から来た多くの外人は、そのまま滞在し今は高齢となり更に増加している現状です。外国移民者で滞在許可を得た者は、経済的に余裕が出来ると自分の年老いた両親を呼び寄せていますから、更に高齢者は増加しています。しかも外国人高齢者は、スウェーデン語を理解しない人が多いことも、今後解決しなくてはならない問題となっています。

経済的に余裕のあるスウェーデン人の高齢者は、スペインなど暖かい国に定年後移住しています。しかし、ほとんどの高齢者は、スウェーデン国内で老後を過ごすことになります。老人達の子供家族は遠くに住んでいるため介護は出来ず、その変わりに介護してくれるのがホームヘルパーです。

しかしコミューンの経費節約のため、介護時間の短縮と介護内容の制限が厳しくなっています。夫婦で住んでいる高齢者では、相方が介護をしていますが、それも何時までも続くか保障はありません。独身高齢者たちはに、一日中ホームヘルパーが来るのを楽しみに待っているのみで、社会から完全に孤立させられた生活を余儀なくさせられています。

この高齢者を支えていくのは、移民して来た外国人たちです。すでに多くの外国人が、低給与で高齢者福祉の職務に就いています。これからの高齢者対策は、外国移民者なくしては不可能になると思います。昨年(2003年)の8月に総人口は900万人を越えましたが、、ほとんど外国移民者の在住によるものです。スウェーデン女性の多くは高齢出産となり出生率も少なく、子供の出生率の増加も、多数の外国人女性による出産によるものです。

外国人が多い国としてオランダがあり、約119ヶ国の外国人がいると言われていますが、スウェーデンはそれよりも多く、なんと全国で179ヶ国の外国人が在住しています。

首都であるストックホルムの南部地区、ボットシュルカ(Botkyrka)には、118ヶ国、ストックホルム県内で一番少ない地区ヴァクスホルム(Vaxholm)でも、38ヶ国です。全国平均では19.6%、大ストックホルムで19.7%、ストックホルム・コミューンで20.6%の外国国籍者が在住しています。

ここで記載する外国人とは、現在外国国籍所有者および元外国国籍を所有者し登録されている者を示します。外国人で一番多いのは、隣国であるフインランド人で、昨年8月で約19万人、次に元ヤーゴスラビァ諸国14万人、イラク6万8千人、イラン5万4千人、ノールウェイ4万5千人、ポーランドとデンマークがそれぞれ4万1千人、ドイツ4万人、トルコ3万5千人、チリ2万8千人などとなっています。現在25歳から64歳の外国人は、全国で約70万人います。( SCB 資料参照 )
                

   
( 2005年1月14日 記載)

 

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