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社会情報 (2005年)

                    
スウェーデンのガラス製品産業界は、いずれ全て廃業への道を辿るのか・・

スウェーデンの硝子製品デザインは、コスタやボーダなどを含めて世界的に有名であり、日本にも多くの愛好者がいます。しかし、業界不況から多くの経営者は、経済専門家たちの忠告にも関わらず、外国資本と提供し、その当時は生産工場を保持することを約束しながら、数年後にはほとんどのガラス生産工場が閉鎖され、生産は外国で続けられるようになっているのが現状です。

結果的には、外国資本でスウェーデンのガラス工場を買い取り、その後競争相手を排除していくビジネスに、スウェーデン人の経営者は振り回されているのではないかと思われます。

一時はスコーネ地区には、20を超えるガラス工場があり、そのデザインは世界にも認められ日本を始めアメリカなどにも多く輸出されていました。日本からも多くの観光客がガラス工場を訪問した地区です。

しかし、外国資本による買取と工場閉鎖が続き、昨年(2004年)の夏には、オーレホルス硝子(Orrefors)の役員会で、スモーランド地区の5箇所のガラス工場閉鎖が決定され、従業員のストライキなどがありましが、その努力も空しく閉鎖されました。この工場廃止で従業員140名が職場を失うことになり、周囲の地域には他の新しい仕事はなく、失業者が増加するのみとコミユーンの担当者は嘆いていました。従業員達は、職を失い泣いて抗議をする人も居たといいます。今回のガラス工場閉鎖で、親会社は40ミリオンクルーネの経費節約と報告しています。ちなみに、このオーレホルスの親会社は、今はスウェーデンではなく、デンマークの会社です。

オーレホルス、コスタおよびボーダガラス工場は、長い間販売成績が伸びず不況会社のスタンプを張られていたものです。会社は東欧からの輸入とトルコおよび中国製品が増加し、価格競争ができなくなったことを理由としています。スウェーデンから優秀なガラスデザイン工場が、全てなくなることも、それほど遠い将来ではないのかもしれません。

                

   
( LT.DN 2005年1月12日 記載)

 

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