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ご存知ですか?ミニ情報 (2004年)

 
スウェーデンはタバコや洋酒の密輸入経由国??

スウェーデンがEUに加盟してから、以前のソ連連邦諸国からのタバコや洋酒の密輸入が多くなってきた。そしてこれらの密輸入はスウェーデン国内に留まるのではなく、税関検査の緩やかな国内を通して、オランダやベルギーへと流れていくケースが多い。

昨年(2003年)の6月23日には、北部の小さな港ステューグスンド(Stugsund)に、表面は木材の荷造りに仮装した荷物が船で運ばれてきた。事前に情報を入手していた税関職員が検査したところ、木材の中身はMarlboro、Prince,Super King などの名前を利用した偽者のダハコがなんと、全部で100木材の荷物の中に、約2千7百万本ものタバコが隠されていた。

タバコの輸入そのものは禁止されていないが、輸入品として税関申告をし、タバコ税と物品税を支払わなくてはならない。国内を経由して他国に輸出する場合も税関に申告をしなくてはならない。

スウェーデンは、これらの密輸入に対して、刑罰は軽く例えば麻薬品の密輸入の場合、10年から12年の懲役(刑務所生活)が課せられるが、タバコの密輸入では、罰金もしくは6年以下の懲役となっていることから、犯罪者は発覚するおそれがあるとしても、実刑は軽いため、そのリスクをもってしても密輸入することに採算があうと計算している。

裁判所の過去の記録からみると、例えば裁判にて判決を受ける最低の密輸入数は、2万本であり、実際に刑罰を受ける場合、最低3万本以上、4万本から7万5千本で一ヶ月の懲役となる。15万本以上で二ヶ月の懲役、25万本以上でたったの三ヶ月の懲役に服すことになり、50万本以上でも六ヶ月の懲役である。しかも実刑は、入所中、判決年数の約半分で出所できることから、それほどの危険感はない。(、トレルボルグス裁判所の判例より)

税関の報告書によると、密輸入品を輸出している国は、ロシヤ、ポーランド、その他バルト海諸国が多いという。洋酒の密輸入も多く、今年から更に多くの元東欧諸国がEUに加盟し、各国間の移動が自由になったことから、これらの密輸入が大幅に増加することは目に見えていると、税関は警告している。

全国の税関職員370をリストラ:

しかし、政府は経費節約から、昨年(2003年)国内の税関所から10ヶ所の廃止を計画し、370人の税関職員を整理することに決定したばかりであり、今後こうした大型の密輸入が増加するのは確実であると、税関職員組合は政府に警告している。

例えば、ストックホルムにある税関庁本部では、264人から110人と減り、フインランドの国境にあるハッパランド(Haparand)税関所は、42人からわずか19人となり、数年前からバルト海からの売春女性の入国が増加すると共に、密輸が増加しているのにもかかわらず職員整理することは、国はまったく逆の対策をしているという。一部国際空港であるアールランド空港税関のみ、旅行者及び輸入品取り扱い増加のため、545人から641人と増員することになった。

                 

     
(税関、裁判所判例等 参照 2004年1月5日 記載)                                                  

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