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ご存知ですか?ミニ情報 (2004年)

 
スウェーデンでは、今年2004年1月1日から、EU同盟国に旅行をした場合、入国時に酒類の持込数量は無制限:

スウェーデンは、ヨーロッパ国内でも、特にアルコール政策では厳しく酒類の販売は専売公社の管轄下にある。これは、長い冬を過ごす国民が日常生活で多量のアルコールを飲む事を、健康を理由に制限してきたものであり、同時に若者達が無制限にアルコールを飲む事を懸念して、その対策として実施されていたものである。 

その反面それらの規制には理解しがたい規定があり、例えば普通の食料品店ではアルコール類の販売はされていないが、フォルク・エールまたはレット・エールといわれる、アルコール3.5%以下のビールの販売は許可されている。

また、未成年者(スウェーデンの成人は18歳からである)には、タバコの販売を禁止しているにもかかわらず、タバコを吸うことは禁止していない。数年前までは、学校の運動場の片隅に砂場があり、小さな砂遊場だと理解していたが、実はそこがタバコを吸う場所であった。小学生からダハコを学校内で堂々と許可されて吸っていたのである。現在では規定が変わり校内で吸うことは禁止され、教員など職員も休憩時間には、校庭外に出てタバコを吸っているが、生徒達も校庭外で、今まで同様にタバコを吸っている。

これはアルコール類に関しても同じであり、購入は禁止しているのにも関わらず、飲む事は禁止していない。その理由を社会福祉課の担当者は、タバコを吸ったり、アルコール類を飲むのは、本人の権利と問題であり、そこまでは統制できないと説明している。

2004年1月1日から、EUからの旅行者はすべてのアルコール類の持ち込みは、個人の使用に関する限り無制限となった。スウェーデン政府が長い間半強制的に実施していた、アルコール政策は、ここでまったく無意味となったわけである。

例えば、50歳の誕生祝いにと、価格がスウェーデン比較してとても安いデンマークやドイツから、洋酒やワインを自動車のバンに満載して購入し入国しても、本人がパーティ用として申告する限り、通関ではそれを商売用として酒類の税金をかける事は出来なくなった。この規定は、例えば日本人がデンマークやドイツからスウェーデンに入国する場合も同じ規定となり、持ち込みは無制限となる。

同時にアルコール中毒者の増加、酒類に関わって麻薬犯罪の増加も予想されているが、EUの政策にたいして、スウェーデン国独自の対策はとることが出来なくなった。

当然スウェーデンの酒類専売公社による販売統制の意味はすくなくなり、販売量が激減することは、酒税の収入が大幅に減る事を意味し、現在国会では悪評高い酒税を引き下げることが検討されている。

   (2004年1月4日 記載)                  


                                                                                     

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