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ご存知ですか?ミニ情報 (2013年)

   

夏休みで警察署閉鎖:

スウェーデンの国民には、外国移民者も含めて日本とは比較にならないほど、長い夏休み休暇が得られます。

 

しかし、この夏休みが実は経済的に大きく影響しています。例えば、一番観光客が多い時期なのに、職員が夏季休暇を取るために、職員不足でオペラとか、劇場などは閉鎖します。美術館、絵画展示場、ギャラリーなども場所によっては閉鎖します。学校は、普通6月の半ばから、8月の半ばまで夏休み休暇に入ります。

 

公務員の休暇も普通の国民と同じように、取得権利がありますから、県庁や市役所などは職員不足から、事務処理がとても遅くなりますが、実は国民も休暇を取るのであまり苦情は多くはありません。

 

しかし、消防署、警察、税関、救急車職員などが夏休み休暇を取ると、いろいろな問題が発生します。しかも夏はストックホルムでも朝日が昇るのが午前2時ころで、夕日が沈むのが午後10時すぎです。つまり泥棒にしたら、とても稼ぎやすい時期なのです。勤務している警察官も少ないうえに、多くの家族は長期休暇で外国や、サマーハウスに移動していますから、

泥棒は発見される危険性は少なく、ゆっくりと家やアパートの中に侵入して仕事をすることが出来ます。家族が夏休みから帰宅して盗難を発見する頃には、泥棒はすでに自分の国に帰っていることが多いので、まず犯人が逮捕されることは少ないです。

 

今年の夏は、ストックホルム市内で二か所の警察署が、警察官不足で閉鎖することになりました。夏休みに勤務する警察官は、それでは犯罪も多くなり、また勤務する警察官が少なくて、一人あたりの負担が多くなり、本来の警察業務が出来なくなる危険があると反対しています。

 

これでは外国から、泥棒の出稼ぎに来る犯罪者にとって、もっとも仕事がしやすい時期となります。産婦人科病院も、夏季休暇で産婦人科の看護師が少ないので、出産予定日が夏にならないよう、出産計画をするようにと母親たちに訴えています。病院も夏休みが多い時期は、医師と看護師不足から手術が出来ず、緊急を除いて普通の手術予定患者は、秋まで待つことになり秋には手術患者が増加します。

 

もともと国民がゆっくりと休暇を取って、その後仕事に励むようにと考えられた長い休暇ですが・・・。

 

        ( 201 3年3月4日 記載  )
 

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