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ご存知ですか?ミニ情報 (2011年)

   

原発に代わる風力発電の開発:

 

東日本大震災の津波による被害で、福島の原子力発電所の破壊は、日本国内のみでなく全世界に改めて、原子力発電の怖さを教訓することとなりました。それを受けてドイツでは、原子力発電所の建設計画を廃止、さらに現在活動している原子発電所も廃止の方向に政府が決定し、それによりスウェーデンのヴッテンファール(Vattenfall)社は、ドイツ市場の再検討を余儀なくさせられ大きな損益をこうむることになりました。

 

スウェーデン国内では、Forsmarkの原子力発電所が故障続きで運転停止が続き、今後の原子力発電の運営に影を差している状況です。しかし、 自然を利用して発電する風力発電への投資は続き、スウェーデン国内で積極的に開発と風力発電塔の建設が進められています。

 

その一例をここに紹介します。

スウェーデンの南端に位置するマルモ市とデンマークの間にあり、一年を通して風が吹き続ける海に、2007年の末に完成、2008年6月に開所式を迎えた、世界で三番目に大きな設備を有するといわれる、リールグルンド(Lillgrind)風力発電所があります。
工事は2006年から2007年の間に施工され、全部で48の風力発電塔があり、発電能力は年間0.33TWh elで、地域の6万世帯に電力を提供できるものです。

 

マルモから、海上約7km離れた海上に建設されています。風力発電塔の回転翼の頂点まで、約115m高さです。回転翼の直径は90m、回転速度は風力状態によりますが、毎分6-16回転です。この風力発電基地の、投資額は約180億クローネです。政府が約213ミリオン・クローネのエネルギー開発援助をしました。

 

火力発電や原子力発電は、国民の環境問題などの関心も強く、多くの国民が廃止を訴えるようになりました、スウェーデンの北部には水力発電所が多くあり、環境問題はあまりありませんが、晴天が続くと水不足となり電気料金の沸騰、反対に豪雨による、発電所下流地域の水害問題など悩みを抱えています。

風力発電は風を利用して発電するから、一見何らの問題が無いように見えますが、環境に良い風力発電を売り物としている電力会社が、観光地や、サマーハウスがあり、夏場の海水浴場として知られている海岸沿いの洋上に、風力発電塔の建設を計画発表して、国民の猛反対を受け、風力発電塔の設置場所に悩んでもいます。理由は海の魚の繁殖に影響を与えるとして漁師が反対、ヨット・ボートなどに航海に危険が伴う、海水浴場の景観が悪くなる、回転翼に海鳥が当たり死亡する、風力塔の回転音がうるさいなどなど、国民の反対があります。

 

電力専門家は、スウェーデンに最低2000の風力発電塔が必要だとし、政府も開発に力を入れていますが、環境に良いからと、必ずしも国民の賛成をえらるものではないと、政治家たちは理解せざるを得ないようです。

 

 

        ( 201 1年8月5日 記載  写真: VF提供)
 

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