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ご存知ですか?ミニ情報 (2010年)

   

経済不況で結婚率も減少か:
 

  スウェーデンの子供の出生増加について、このサイト、社会ニューススウェーデンの子供出生率増加: 」記載しましたが、毎年人口総数は増加し、特殊出生率も上昇しています。スウェーデンの年間出生数は、1990年代半ばには経済不況の影響を受けて、約9万人に減少していました。

しかし、少子化対策が功を奏し、
2004年以降には毎年増加し続けており、2008年は109.301人と、ここ10年で大幅な増加がみられました。

統計局の人口問題担当課は、将来の高齢社会を見据えた対策を掲げていましたが、2009年度の特殊出生率(女性一人当たりが一生に産む子供の数)が目標の2.1をわずか切る2.09まで増加していたことから、高齢社会とともに、少子化問題の心配は暫く必要ないだろうと報告しています。
 

スウェーデン女性の多くは、1人当たり平均2人の子供を出産しています。それに移民者の出生数が加わりますから、2.1の目標達成も目前だと言えるわけです。

 

その反面過去数年間、増加していた結婚率が、ここ数年続いた経済不況により低下しています。

  200911月末までに結婚したカップルは、42,662組でした。スウェーデンでは、気候の関係で冬季に結婚式を挙げる者が少ないため、2009年度の結婚率としてあまり影響がありません。
 

つまり昨年と比較すると2,083組少なく、4.7%の減少となります。また、結婚率の減少は地域によって大きく異なっています。特に、自動車業界の不況により組み立て工場やその下請会社の多い地方では、14-15%と目覚ましい減少となっています。職を失い将来への不安から結婚できず、さらに同棲生活では経済的な生活保障がないことから、独身生活を過ごす若者が増加していると考えられています。

その影響から、成人になっても両親と一緒に生活している若者の数が増加しているという現象がみられているのです。

ちなみに、普通の結婚式にかかる費用は、2001年には平均5万クローネ(約63万円)でしたが、2005年度には、8−10万クローネ(100万円−126万円)ほどと高くなり、2009年度には200万円ちかくとなりました。若いカップルや普通の家庭のみでなく、経済不況により失業したり、勤務時間の短縮、給与カットなどされた若者たちには、結婚式にそれだけのお金をかける余裕がありません。
 

そうした中で今では、友人や親戚などを伴わない、教会で簡素な結婚式を挙げるカップが増加しています。地区の教会に登録をしている場合は、教会で挙げる結婚式の費用は無料です。

王宮のヴィクトリア姫()が長い交際の上、昨年正式に婚約し、今年の6月に結婚式が予定されています。今の国王と同じ教会で結婚式を挙げるのですが、それに刺激され今年の後半に結婚するカップルが増加するのではないかと願っています。
 

  ちなみに、今年(2010年)6月19日に結婚式を挙げるプリンセス、ヴィクトリアの結婚式に対して、国王は政府に2000万クローネの経費を要求しました。

 

この経済不況の中でのそうした結婚式に、国民の中には「私の娘や息子の結婚式の費用も出せない状況なのに、私たちの税金で結婚式の費用を支払うのは反対です。国王は毎年十分に国費を受けているのだから、その予算内で費用を支払うべきではないか」という声も、新聞などに投稿されています。

 

さらに結婚式を挙げる予定の教会の大掃除の経費は、なんと1400万クローネの費用がかかると計算されています。

ただし教会の大掃除に関する諸経費は、国費ではなく寄付や教会予算の中から賄われることになっています。この教会は、日本人観光客にも評判の高い、王宮の西に建っている小さな教会だけれども、「大教会」と呼ばれ、この教会は現在の国王が、1976年にシルビア王妃と結婚式を挙げた教会です。


政府は不況を理由に、失業手当、病気休暇手当の支払い基準を厳しくして支払い額の削減をしたり、学校教育や社会福祉の経費節約をしている中、王室への支払いにはなんらの討論もされることなく、国王の要求額を承認している事なども、一部の国民の批判の声が聞かれる原因ではないかと思われます。

ビクトリアの結婚そのものには、祝福しながらも、莫大な国費をかけて結婚式を挙げることに、必ずしも全ての国民が賛成しているものではないことを窺えます。
 

大教会入場料について
 

この教会を見学するには夏季の観光客の訪問が多くなり、数年前から破損修理その他の諸経費の収入として、Skr 20:-入場料が必要でしたが、昨年から Skr 30:-と値上げをし、さらに今年からはSkr40:-となります。ただし入場料を支払う時期は夏季の観光期間のみで、10月1日から、翌年の5月2日までは無料です。




   
( 20010年1月2日 記載   )
 

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