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ご存知ですか?ミニ情報 (2009年)

 
スウェーデンのある小さな田舎のコミューン:


スウェーデンには、
日本の県に相当する地方自治体には2種類あります。その一つは国会と政府の出先機関であるレーン(län)で、もう一方は県民の代表となるランスティング(landsting) があり、 レーンの総数は21で、ランスティングのそれは20あります。

各県は日本の市町村に相当する基礎自治体である複数のコミューン(kommun)に分割され、2007年現在、コミューンの総数は全国で 290あり、総人口は現在約920万人です
 

その一つであるスウェーデンの南部スコーネ地方には、人口わずか12,300人ほどの小さなコミューンがあります。男女の比率は、それぞれ50%とバランスがとれてはいますが、 65以上の高齢者は人口の約20%を占めています。そして、4ヶ所高齢者施設があり、入居者の内の78人が認知症高齢者です。当然コミューンの高齢者福祉は、他の福祉を含めて税金負担は高いものです。

 

このコミューンに住む外国移民者が、現在73人(男30人、女43人)で、この人たちの生活援助負担の費用もばかにはなりません。 移民者受け入れには移民局との要求により、例えば 2006年度には、40の移民者をを受け入れる契約をしました。移民者に対して移民局からの経済援助はありますが、小さなこのコミューンにはあまりにも大きな経済負担となっています。

 

それでは移民者一人当たりに、どのくらいの費用が一年間にかかっているのかという、ある大学の報告では、一人当たり約150万クローネと計算されています。この費用には住宅手当(家賃、電気代、水道代など)、生活補助金から、子供のいる家庭では養育費、教育費、通学費、衣服費など各種の経費も計算されているものです。

この中には家具、電話代、TV、
ラジオ、新聞などの日常生活に最低必要とされている経費も計算の中に含まれています。 また移民者が入国してから、移民局、警察、コミューン、移民者の仮設住宅の経費などすべて手当する費用、移動など移民者と職員の作業に要したすべての経費も計算されて、平均化した数字を示しているものです。


ちなみにスウェーデンは、北欧五カ国の中で移民者の受け入れが一番多く、ノールウェイやフインランドなどは、経済および移民者に提供できる職場などもろもろの理由で、受け入れはほんのわずかなものです。デンマークなどは、移民者の受け入れ制限までしていますが、スウェーデンはすでに多数の移民者を受け入れ、多くの移民者が失業中で、移民者の中には労働ができない高齢者の多くいます。その人たちへの社会的負担が大きくなっているにもかかわらず、今でも他国よりも多くの移民者を受けて入れています。
             

   
( 2009年1月22日 記載   )
 

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