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ご存知ですか?ミニ情報 (2009年)

 
スウェーデンの僻地と離村、消えゆく村:


スウェーデンの総人口は、外国移民者を含めて約925万人です。人口が密集している地域は、首都ストックホルムや南部のマルモ、ヨーテボルグなどの都市があり、他にはあまり多くない人口を抱えているコミューンが散在して います。土地面積は日本よりも約10%広いです。

それだけ広範囲の国土を抱えていますから、当然地域によっては、人工密度が極端に少ない 地区もあります。特に近代工業が発展し田舎にあった工場は、近代化に遅れて経営が困難になり、閉鎖する地域も多くなりました 。


当然若者たちは職を求めて都市へと移住していくために、後に残るのは年老いた両親たちばかりです。若い家族も同様に生活のために、新しい仕事を求めて村から離れていきます。

数年前までは、 こどもたちがいて学校もあり、商店やガソリンスタンドもありましたが、こどもを持つ家族が少なくなり、学校は閉鎖、商店もガソリンスタンドも経営困難で閉店、村人たちが集まって楽しく会話していた場所も今はなくなりました。残るのはドアーが二度と開かれることのない商店が残っているのみです。

昨日まで村人が集まり、笑声が聞こえていたカフェテリアも、今はお客も来なくなり閉店まじか、住む人が少なくなっていく、そんな地域は森に囲まれた内地や北部では、もう珍しくはありません。

スウェーデン政府の規定によれば、僻地とは隣の村まで自動車で 、最低45分以上離れた地域を示します。 地図の緑色の部分が人口が極端に少ない僻地地域です。デザイン・ストック作成
ちなみにスウェーデンの都市を離れた道路は、幅も広いために速度制限は 時速90kmが普通です。
そうした僻地には、昔あった銀行、郵便局、学校も住人がすくなくなり、通学する子供たちもすくなって閉鎖が続いています。

ある村には、1996年に 670人の住民がいましたが、現在わずか117人となり、2000年には最後の学校も閉鎖され、今は子供を持つ家族も一家族のみ、高齢者ばかりが住んでいます。
 

残った近くの村の6歳になる子供がただ一人、毎日片道30kmの距離を学童通学タクシーで登校しています。早くに家を出て、当然帰宅も遅い毎日です。その家族は子供 のためにいずれ学校に近い地域に、引っ越しをする予定だと話しています。

ある村は隣の村まで、100kmも離れており、そこに住む住人は、わずか3人の高齢者のみ。その村にある多くの家は、住む人もなく荒れ果てたままで、 破れたガラス窓から雪がふりこみ、鳥たちが住み込むようになっていました。こうして消えていく村は後を絶ちません。

以前は郵便配達人が銀行手続きを代理し、現金の受け取りや支払いをしてくれましたが、政府はそれも廃止しために、今では一日かかって遠くの町にある銀行に、一日一回しか通らないバスに乗って行かなければなりません。僻地の村には新しく移住する人はいなくて、今残っている高齢者が死んで行くのみです。

急病になっても救急車はまず来ることもなく、来たとしても何時間もかかり、その待つ間に死ぬ人もいます。警察も村を訪問することはなく、いずれ誰も住む人がいなくなり、荒れ果てた家並みが残るのみ、それが僻地の運命です。

スウェーデンの国土の約半分の地域に、総人口の内わずか2%の人が、住んでいます。日本では想像のつかないものかと思います。
ちなみに、首都ストックホルムでは、1ku に 4228人の密度なのに、最北端の都市キルナでは、

同じ 1ku 辺りに1人です。

下記に参考までに、スウェーデンと日本の基本情報を記載しました。

   スウェーデン  日本
国土面積  449,964 ku  377,923 ku
人口  9,253,675 人 (2008年11月30日統計)  127,705,000 平成20年8月確定値


スウェーデン各都市の日照時間

日 照 時 間 1 月 7 月
マルモ (南部にある都市)  7 時間  17 時間
ストックホルム (首都)  6 時間  18 時間
キルナ (北部にある都市)  0 時間  24 時間



   
( 2009年2月8日 記載   )
 

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