From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板





ご存知ですか?ミニ情報 (2009年)

   

春の訪れ:

 

スウェーデンの人たちが、暗く長くそして寒い冬の後に心待ちにしているのは、暖かい春の訪れです。冬は夜が長く曇りの日が多いために、どうしても太陽に当たる時間が少なくなりますから、それに伴うビタミンの不足がとても深刻な問題となっています。
 

高齢者ではくる病にかかりやすく、また、体力が減退するために転倒の危険が大きくなります。健康な人でも長い間太陽の恵みを受けなければ、2-3月頃にとても疲労を感じるようになるのです。
 

冬の間、太陽が出ると停留所や公園のベンチで、よく空を仰いでいる人を見かけます。少しでも多くの時間、太陽の光を身体に浴びようとしているのですが、日本のように日焼けを防止するのとは、全く反対の光景が見られるのです。
 

長い冬に、施設や自宅の部屋に閉じこもりがちな高齢者のみでなく、職場で働いている多くの人たちにとっても、太陽に当たることは、健康維持にとても大切なことです。冬は日が短いので、どうしても部屋の中での仕事が多くなります。
 

そうした長い冬の生活にピリオドを打つ、春の訪れを国民に告げる行事が、ヴァールボルグスメッスアフトンと呼ばれ、毎年430日の夕方にスウェーデン全国で行われます。子供や若い人たちだけでなく、大人や高齢者たちもとても楽しみにしている催しです。ストックヘホルムの野外博物館として有名なスカンセンでは、たくさんの枯れ木が集められ、燃え盛るかがり火は空を赤く照らすほどです。毎年たくさんの市民が見物に出かけます。
 

薪に火が点けられました 燃え盛るかがり火を囲む人達 かがり火の側では、地元の人たちによる演奏


全国各地で昔、日本で子供のころにしたとんど焼きのように、枯れた木を集め、それを重ね、夕方になると火を点けて、燃え盛る木立の周りを歌をうたいながら踊るのです。
 

ちょうどこの日は国王の誕生日のため、お昼頃に王宮には大勢の人たちがお祝いに集まります。車椅子に乗ってきた人や、家族や介護者に手を引かれて来た高齢者も多く参加しています。

その内、100人以上の子供たちが直接国王に花を手渡し、お祝の言葉を伝えます。そして、国王は、一人一人の子供に声をかけてお礼を言われるのです。ハッピーバースディの歌を唄うなか、国王一家は笑顔で国民に手を振られます。
 

こうしてスウェーデンの国民は、待ちに待った夏を迎えるのです。

 

 
   
( 2009年5月9日 記載   )
 

このページ及びストックホルムのホームページの無断転載を禁止します。ただし、タクティールマッサージは自由に利用してください。掲載希望の方は管理者(fukushi-sweden@hotmail.co.jp)に連絡してください。)


 

     INDEXに戻る          前のページ       次のページ

 


無料カウンター