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Last Update: 2004/05/30



のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)

 
5月30日 「母の日」

今日、スウェーデンは母の日だ。カーネーションを送る、というような習慣があるのかどうかは判らないけれど、お母さんに感謝をするという意味では世界共通らしい。

今日は日曜日ということもあり、グループホームだけでなく施設内の他の階にも孫を連れた家族連れが何組か訪問していた。

グループホームは全員が女性なので、少なからず誰かしらの母である人ばかり。

Hjordis(ヨールディス)のように彼女自身が高齢(96歳)で子供が先に他界してしまった人もいるけれど。彼女はほとんどベッドに寝たきりだった状態からナントカ脱して、今は車椅子に座るまでに回復した。しかし、これまでの様子とは全く変わってしまった。以前のように文句を言いながらも自分の足であちこち歩き回ることは出来なくなり、車椅子に乗りながらも半分は目をつぶり、「パパ、ママ」と家族の名前をつぶやくように叫ぶのみ。

今の状態で出てくる言葉は、自分の子供たちではなく、やはり両親であり兄弟であり。自分が幼い頃の記憶の中で生きるようになってしまうのだろうか。全体的に弱くなってしまったが、時折ぎゅっと職員の手や腕を握り締める力は未だに強い。何かを訴えているであろう、その時の気持ちを理解してあげられれば良いのだけど。

Ingrid(イングリッド)には、二人の娘家族が大きなケーキを抱えて訪問してくれた。彼女も最近少し足が思うように動かなくなり、車椅子に乗る機会が増えた。食欲も格段に落ちたが、今日は少し笑顔も見られたし、以前のような機知に富んだ冗談も聞けた。そして家族の訪問。今が彼女や家族にとって、とても重要で繊細な時期であることを、職員も充分理解していなければならない。


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