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Last Update: 2004/04/06



のりこのスウェーデン研修日記 (2004年)

 
4月6〜14日 「イギリス&北アイルランド訪問記 @」

しばしストックホルムを離れ、北アイルランドの施設に勤務する友人を訪ねた。

彼女はベルファストから2時間程の小さな街にある、知的障害者らが共同で生活をしている施設というよりは、一つの村のような場所でボランティアとして働いている。

ここはビレジャーさんと呼ばれる知的障害(主にダウン症など)を抱える人が、働きながら各家庭で何人かと共に生活をしている。彼らは平日朝から夕方まで、それぞれ役割分担された仕事をこなしているが、境界線が見えないほど広い敷地内には、酪農、農業はもちろん、自分たちが作った野菜や果物でジャムやパンを作り、羊毛から糸をつむぎ工芸品を作る。

それらはとても本格的で、同時に運営しているお店では一般の人が買いにくるほどだ。そしてそれがまた彼らの張り合いにもなっているのではないだろうか。作業の一環としてよりは、生きていくために働いている。ごく普通の生活が営まれている。そんな印象を受けた。

そこで一緒に働いているボランティアも、イギリス人のみでなくヨーロッパや日本など各国から集まっている。彼らの働く様子もまた勉強になった。ビレジャーさんらの体調によっては介護に時間が取られる時もあるが、普段は同じ職場の同僚のように、特別扱いする訳でもなく、一緒に働いている。もちろんボランティアのフォローによって仕事が成り立っている面も大きいが、人に得て不得手があるのは皆同じなのだろう。

施設の経営的や思想的にも、何か大きなものに常に守られているような安心感じがあった。日本ではまだこのような場所は少ないと思うが、施設解体が求められている今日、ただ自宅に戻すだけでなく、地域も含めての大きな協力体制が今後ますます重要になってくると思う。これは障害者に限らず、痴呆高齢者などに対することも全く同じだと思う。


 北アイルランドの施設にて

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