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Last Update: 2003/12/23



のりこのスウェーデン研修日記 (2003年)

 
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今日はデイケアがクリスマス会をするので、夜からのグループホームと2箇所での勤務となった。数日顔を見なくても、もう皆は私のことを認知してくれているのがとても嬉しい。いつものようにバスの到着を出迎えた。

今日はランチタイムに皆でクリスマスソングを歌ったり、スナップスという独特なお酒を少しずつ飲んだりと、いつもより少し雰囲気を変えて楽しんだ。皆は結構食べる量も多い。全て手作りだからこそ、美味しいし、食欲も進むのだと思う。そして今日また嬉しい出来事が。Rune(ルーネ)が今日は、きちんとナイフとフォークで食事をしたのだ。

いつもはスプーンだけで、時々は介助されながら食べるだけなのに!何がきっかけで出来る日と出来ない日があるのか分からないが、伝統的なクリスマス料理を前にして、自ら食べだす意思が持てたことは素晴らしいと思う。

明日から週末まではクリスマス休暇の為、デイケアはお休み。独居の人もいるが、それぞれどんな時間を過ごすのだろうか?

夕方からはグループホームでの仕事。今日はStina(スティーナ)が83歳の誕生日で、旦那、娘夫婦に孫が集合して大きなケーキでお祝いをしていた。今日のStinaはいつもより笑顔が明るい。とても嬉しそう。そしていつものように、彼女が夕食を食べている最中にそおっと帰っていく。いつ来ていつ帰ったかを曖昧にしておく方が、彼女の精神状態には良いとの考えからだ。

Hjordis(ヨールディス)はまた泣き叫んでいる。「呼んでも誰も来てくれない。このベルトを外して〜。」と。そこで夕食後に、彼女を車椅子から降ろし、一緒にソファに座った。夕食を拒否したために、バナナで夜食を取りながら一緒にテレビを観る。すると彼女は大人しくなり、バナナをかじりながら「牛乳も」というので牛乳も一緒にあげた。支えていないと横に倒れてくるので、隣に座ったままで抱えてあげると少し安心したようだった。

その間もう一人の職員が足のマッサージをしてあげると喜んでくれた。そのまましばらくゆっくりとした時間を過ごす。すると彼女が「ありがとう。今日はもう家に帰ります。」と言い、立てないのに立ち上がろうとする。私も「どういたしまして」と言い、彼女をまた車椅子に座らせ、部屋まで移動する。その時の彼女の顔はとても穏やかであった。少しの時間でも誰かが自分のためにいてくれると思えるのは、とても安心できる。他に費やす時間を少し削減してでも、このような時間を持つべきだと思う。

ただ、その30分後にまた、彼女の部屋からは鳴き声が聞こえ始めたのだが。。。

 クリスマス料理作成中

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