From Stockholm
HOME 福祉紹介 ニュース 観光・旅行


ミニ情報 リンク集 掲示板

Last Update: 2003/12/19



のりこのスウェーデン研修日記 (2003年)

 
1219

グループホームでの勤務。

夕食後GRETA(グリエッタ)をトイレに座らせるときに、職員のAMIN(アミン)が来て、足乗せとして彼女の車椅子を向かい側においた。「見てごらん、これで彼女の姿勢も楽になったはずだよ。」

彼はイランからの移民者でスウェーデンでは20年以上生活している。痴呆症専門の学校も卒業しているそうだが、何故か職員同士の評判が悪い。今まではあまり接触する機会がなかったが、今後はちゃんと様子を見てみたい。

でも、確かに今まで彼女は力もうとして、前に倒れるように屈むときがあった。今は足乗せがあるので、体勢的には楽そうだ。彼女はとても胃腸の調子が悪く、なかなか排便が出来ない。なるべく薬などに頼らず自然にして欲しいのだが、苦しい様子が分かるとなんとかして方法はないかとこちらも必死になる。お腹の周りをマッサージするなど、時間をかけて職員も協力してみた。

HJORDIS(ヨールディス)の精神的な不安定さは、少しずつ改善されているように思える。こちらの接し方も、少しずつ要領が分かってきたのも原因の一つ。95歳には思えないほど、大きな声を出すし、車椅子に乗ったまま自分の足であちこち動き回る。ベルトを外してくれといい、人がついているときでも外すとすぐに立ち上がろうとする。実際には足の筋力がなく、自分で立ち上がることは困難。抱きかかえながら車椅子からソファに移動し、一緒にテレビを観たりすると気分が変わるのか少し落ち着く。

ベルトをするのが束縛になるのかどうか、意見が分かれる点だが、仮に本人の意向通りにベルトを外し自由にしたところで、転倒して寝たきりにでもなれば、もっと彼女の自由を奪う結果になりかねない。私は全ての人に対し、平等にベルトを外すという考えには賛成は出来ない。


メール

ご意見・ご感想をお寄せください。
 pinokozaru@yahoo.co.jp

転載希望の場合は、必ずメールにて連絡してください。 
無許可による転載は禁止。

          

                 のりこのスウェーデン研修日記のトップに戻る