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Last Update: 2003/11/29



のりこのスウェーデン研修日記 (2003年)

 
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今日は朝8時出勤。しかも夜8時まで!?まだ5時くらいの暗さの中、駅まで向かう。さすがに歩いて行くには勇気が要る。

Ingrid(イングリッド)は一番に起きていた。今日はとても頭が冴えていて、言葉の出来ない私をサポートしてくれるし、仏語で冗談も飛び出すくらい。夕方から何かのパーティーに出掛けていった。彼女は盲目の為、常に介助が必要だ。普段は同じく居住者のMaud(モウド)が一緒に行動をしてくれている。こちらが頼んだわけではなく、彼女自ら共に行動してくれているらしい。職員にとっても助かっているはずだ。

Greta(グリエッタ)は昨夜に引き続き、調子が悪い。薬や浣腸。水分補給をしても治らず、トイレで倒れそうになるくらい座っている。30分程座り続けた結果、少し排泄をする。再びベッドに移動するが、かなり体力を消耗している。娘が来て、部屋をクリスマス模様に変えていった。週末は家族の訪問も多い。

夕方過ぎに少し笑顔が戻り、水分補給をする。夜の着替えや清拭の時にはだいぶ顔色が戻っている。明日はより一層の回復を願う。

Stina(スティーナ)毎日、瞬間的に様子が変わる。今泣いていたと思ったら、次の瞬間には笑っている。音楽を聴いて踊りだすと思えば食べ物を出しても手を出そうともしない。でも、彼女には毎日午後に決まって旦那様が来る。夕方の食事までは毎日一緒。彼が来ると、とても安定する。そこの繋がりだけは、彼女にとって最後まで忘れ得ない記憶になっているのだと思う。

Hjordis(ヨールディス)は朝から叫んでいる。「ヘルプ!パパ!ママ!」。。。彼女はまだグループホームに来て2週間。環境の変化に付いていけていないのか、もしくは以前からそうなのか。今日、彼女の年齢を初めて聞いた。なんと95歳。その割にはとても若く見える。確かに幼い子供のように見えることもあるが、95歳には見えない。それでも今日は昨日よりおとなしい時もあった。

介助を「ありがとう」と言うし、部屋に一人でいると叫んでいても、皆の傍にいくと黙ってぬいぐるみを抱えている。彼女には息子に思えるらしい、熊のぬいぐるみ。夜は私たちがお茶をしている傍で、黙って座っていた。部屋に飾ってある昔の写真を見ると、自分や姉妹の事を説明してくれる。彼女の変化はとても気になる。

Ulla(ウッラ)は最後に着替えをして、好きなジュースで水分補給をした際に、「ありがとう」と確かに言った。ほとんど会話が成り立たないし、常に寝ている状態なだけに、コミュニケーションが取れたことに感激した。彼女にも毎晩旦那さんが訪問するが、今夜は息子さんが訪問した。

Ragnhild(ランヒルド)は今回私の中で一番ショックであった。前回来た時は一番皆と会話もしていたはずなのに、今は食事の時以外はほとんど寝た状態。それでも身体的にはしっかりしているので、精神的な問題。痴呆がかなり進行していたのだ。まだあまり接触の機会がないが様子を見ていこうと思う。


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