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Last Update: 2003/11/20



のりこのスウェーデン研修日記 (2003年)

 
1120

今日も朝から日差しが出ている。どんなに寒くても、この新鮮な空気を吸いながら駅までの道を歩くととても気持ちがすっきりしてくる。また新しい朝が来たと実感出来るから頑張れる。

引き続き職員のEvonne(イヴォンヌ)は不在。今日は一番人数が多い日。7人もいるととても賑やかになる。朝食中にLennart(レンナルト)は寝てしまった。彼の奥さんに問い合わせたところ、昨夜は一晩中起きていたらしい。朝食後はベッドで寝てもらう。彼も眠たくて辛いだろうが、それに一晩中つきあう奥さんはもっと辛いだろう。。

それから臨時職員のSara(サラ)と,Vera(ヴェラ),Kerstin(シャスティーン)の4人で外に散歩に出る。もちろん寒いのだが、お日様が出ている時は少しでも光を浴びている方が気持ちが良い。二人とも寒い寒いと言いながらも、歩くのは好きらしい。

VeraとKerstinはお互いに会話がかみ合っていない様子。それぞれが自分の意見を主張しながら話していて、「まあ、この人には言っても分からないわね」なんて調子で私に目配せしてくる。それでいて仲が良いから、面白い。もっと会話の内容が理解出来るようになりたい。

散歩後は、Rune(ルーネ)と交流。彼は中度の痴呆で、あまり会話は成立しないのだが、ちょうど新聞に日本車の広告があったので、それを見ながら話しかけてみる。面白そうに広告を触るだけだが、時々私の問いに答えてくれる。彼も四六時中寝ている時が多いのだが、今日は比較的起きていて、しかも人の会話に興味を示したり、笑ったりしている。

昼食時に、看護士が来た。3人がインフルエンザの注射をするのだ。何も昼食時に、なんて思ったが、看護士が「美味しそうだね〜。僕にも分けてくれよ〜」なんて会話をしながらポン、ポンと次々にうっていった。Lennartはうたたねの最中だったし、Kerstinは「これ痛いのよ、痛いのよ」なんて話している最中に終わった。Yngve(ウングヴェ)だけはいつものように紳士的に黙っていたけれど。いわゆる、病院で「はい、これから打ちますよ」なんて雰囲気まるでなし。

この看護士はHallen専属ではなく、ここら周辺を引き受けている病院からの派遣だ。

今日は昼食前にしなかったのに、午後自らトイレに行きたいと言ったLemnart。予告通りだったので、とても助かった。本来とても優しい紳士だったそうだ。今も微笑みはとても優しいし、ユーモアがある。奥さんとの仲もとても良いらしい。

痴呆症の介護は本人よりも周囲が一番大変であるが、誰が面倒を見るかによっても、その人の進行の度合い等は変わってくると思う。

お茶の時間に、沖縄の黒糖飴を皆にあげた。コーヒー飲みながら砂糖をかじる人が多いので気に入ってもらえると思っていたが、本当に皆美味しいと言ってくれた。また欲しいと言っていたので、今度また日本から送ってもらおうと思う。明日で一応のデイケでの研修は終わりになる。


 Vera.Kerstin.Sara達と散歩

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