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Last Update: 2003/11/12



のりこのスウェーデン研修日記 (22003年)

 

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今日は朝からとても寒く、道に霜が下りていた。歩くのに慣れていないので、おっかなびっくり滑らないように歩いていたら電車に乗り遅れ、遅刻しそうになった。よりに寄って、利用者がいつもより早く到着していて、皆朝食の席に着いていた。皆は笑って迎えてくれたけど。すみません。。頭を切り替えてすぐに朝食の席につき、誤りながら自分の不恰好な歩き姿をネタとして話してみた。皆が納得してくれてので良かった。ちなみに気温は3度。

今日は10時から1階の集会所でエクササイズの時間があった。複合施設の良い面は、こういう広い場で他の人との交流を図りながら生活が出来るということ。これがデイケアのみの施設では難しいだろう。それにしても約20分間、動きっぱなし!もちろん椅子に座ったままではあるが、かなり私でもいい動きになるくらいだから、高齢者には激しいのではないかと思う。

皆楽しそうに好きなように動いているが、途中で休みながらの人もいるし、寝てしまう人もいた。痴呆症の人の場合、目の前で何が起きているか判断つきにくい場合がある。皆が体操しているのを見ながら、嬉しそうに寝てしまった。その後はまた座ったままでボール投げ、これもけっこう皆気合を入れて投げる。中には面倒臭そうに足で蹴る人もあり、それぞれが好きに動く。合計30分ほど体を動かして終了。週1回でも、欠かさず続けると効果的だと思う。

それにしてもEssyはすごいね。彼女は87歳だけど、お洒落だし、頭もいいし、体操も最後まで一生懸命。サービスハウスに住んでいるのでデイケアにも毎日通ってくる。以前、サービスハウスでの仕事の際に、少し具合が悪そうな時があったけど、今回改めて実感。全然おばあさん的な雰囲気がない。あくまで素敵に歳を重ねている女性である。

ランチで食べたのは、日本の肉まんの外側の生地にポテトムースが入っていて、ぽてまん?みたいな感じ。美味しかった!ここで毎日スウェーデンの家庭料理を食べれるのでとても嬉しい。でも、あんたは若いんだから、って多めによそわなくていいですよ。太るから。。。

毎日使いたい会話がどんどん増えてくる。使える会話が増えると仕事も楽になる。何処かの日本の教授が、スウェーデンで痴呆症を勉強するのに言葉は要らない。と言った人がいるらしいが、その人の気が知れない。痴呆症ケアで一番大事なのは、いかに寝たきりなどに進行する前に、軽度〜中度の段階で慎重にならなければいけないのだ。寝たきりになってしまえば、言葉は通用しないかもしれないが、今私が関わっている人々は、とにかくコミュニケーションが大切。言葉はその点で重要なもの。

テレビのニュースより。スウェーデンの学校は基本的に全て公立なのだが、今政府に金がなく、なんと企業のスポンサーがついている学校が増えつつある。教科書に「Ericcson」や「TOYOTA」などのマークが入るのだ、そうしないと教科書も手に入らない状態すらあるらしい。実際にスポンサーのついていない学校などは何年も教科書を使いまわしたり事例もある。

それなのに、サッカー場建設には莫大なお金をかけるなど、かなり市民のひんしゅくを買っているらしい。政治家の収賄事件などは以前は決してなかったことだが、今はテレビで報道されることもある。少しずつ、スウェーデンも変わりつつある。街の治安なども昔は全く問題がなかったが、今は外国人のみならずスウェーデン人の同士の犯罪も増え、しかもたちの悪い犯罪も増えてきているらしい。

1年いる間にこの国の情勢もきちんと見ていきたいと思う。


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